雨の日の窓辺と水分補給をイメージした写真

台風・低気圧が近づくと頭が痛い?
頭痛・めまいへの医学的な対処法

台風や前線が近づく時期に、「頭が重い」「ズキズキする」
「めまいがする」「体がだるい」と感じる方がいます。
天候や気圧の変化は、片頭痛を持つ方にとって
発作の誘因のひとつになり得ます。

天候の変化だけで頭痛やめまいの原因を断定することはできません。
耳の病気、脱水、貧血、不整脈、血圧変動、脳血管障害などが
隠れていることもあります。
「低気圧のせい」と決めつけないことが大切です。

なぜ低気圧で頭痛が起こるのでしょうか

片頭痛にはさまざまな誘因があり、
天候や気圧変化もその一つと考えられています。
ただし個人差が大きく、気圧だけが原因とは限りません。

台風の時期には、睡眠不足、蒸し暑さによる脱水、
食欲低下や欠食、運動不足、ストレスなども重なりやすく、
これらが頭痛を起こしやすくしている場合があります。

こんな症状に注意しましょう

🤕 ズキズキする頭痛

片側または両側に拍動するような痛みが出て、
体を動かすと悪化することがあります。

💡 光や音がつらい

片頭痛では明るい光や大きな音を
不快に感じることがあります。

🤢 吐き気

吐き気や嘔吐を伴う場合があります。
嘔吐が続く場合は脱水にも注意が必要です。

🌀 めまい・ふらつき

めまいがある場合は、
転倒や運転事故にも注意が必要です。

台風が近づく前からできること

  • 睡眠を整える:
    寝不足だけでなく極端な寝だめも避け、
    就寝・起床時間をなるべく一定にしましょう。
  • 食事を抜かない:
    空腹は片頭痛の誘因になることがあります。
    朝食を含め規則的に食事をとりましょう。
  • 水分をこまめにとる:
    蒸し暑い日は屋内でも脱水が進むことがあります。
    水分制限を受けている方を除き、
    少量ずつこまめに補給しましょう。
  • アルコールを控える:
    飲酒は脱水や睡眠の質低下につながり、
    頭痛を誘発することがあります。
  • 長時間のスマホ・PCを避ける:
    同じ姿勢や眼精疲労が
    頭痛や肩こりを悪化させる場合があります。
  • 頭痛日記をつける:
    天候、睡眠、食事、飲酒、月経、服薬などを記録すると、
    自分の誘因を把握しやすくなります。

頭痛が起きたときの対処

片頭痛らしい症状が出た場合は、
無理に活動を続けず、暗く静かな場所で休みましょう。
水分を少しずつ摂り、
空腹であれば軽い食事をとることも大切です。

片頭痛治療薬を処方されている方は、
医師から指示された方法で使用してください。
市販の鎮痛薬を頻繁に使うと、
薬剤の使用過多による頭痛につながることがあります。
頭痛薬を使う日が増えてきた場合は医療機関へご相談ください。

めまいが起きたとき

まず安全な場所で座るか横になり、
転倒を防いでください。
めまいがある間は自動車や自転車の運転を控えましょう。

めまいの原因には、
内耳の病気、脱水、血圧低下、貧血、不整脈、
脳血管障害などがあります。
繰り返す、長く続く、歩きにくい場合は
診察を受けてください。

医師からのアドバイス

気圧そのものを変えることはできませんが、
睡眠不足、脱水、欠食、過度な飲酒などは調整できます。
台風の予報が出たら、特別な民間療法に頼るよりも、
生活リズムを整え、
十分な睡眠・食事・水分補給を意識することが基本です。

このような頭痛は早めに受診してください

  • 突然発症し、短時間で非常に強くなった頭痛
  • これまで経験したことのない強い頭痛
  • 手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らない、顔のゆがみを伴う
  • 意識がぼんやりする、けいれんを伴う
  • 発熱や強い首のこわばりを伴う
  • 何度も嘔吐する
  • 頭を打ったあとに頭痛が続く、または悪化する
  • これまでと違う頭痛が徐々に悪化している

まとめ

台風や低気圧の時期に
頭痛やめまいが出る方は少なくありません。
天候が誘因になることはありますが、
睡眠不足、脱水、空腹、ストレス、飲酒など
複数の要因が重なることもあります。

規則正しい睡眠、十分な水分、欠食を避けること、
アルコールを控えることから始めましょう。
頭痛を繰り返す、日常生活に支障がある、
頭痛薬を使う回数が増えている場合は、
一度医療機関でご相談ください。

朋クリニック

頭痛・めまいなど体調に不安がある場合は、
お気軽にご相談ください。

本記事は一般的な医学情報を提供するものであり、
個別の診断や治療に代わるものではありません。

朋クリニック