梅毒の治療
即日完了できる梅毒治療「ステルイズ」とは?
飲み薬との違いや治療の流れ、予防法まで詳しく解説!
梅毒は近年、感染者数が急増している性感染症の一つです。
かつては「数週間の飲み薬治療」が一般的でしたが、2021〜2022年に日本でも「注射による即日治療(ステルイズ)」が可能となりました。
この記事では、梅毒の治療方法や注射薬と飲み薬の違い、さらには予防薬についてもわかりやすく解説します。
この記事のポイント
梅毒は「注射薬(ステルイズ)」で即日治療が可能!
飲み薬だと治療完了まで約4〜8週間かかる
性行為の再開は「治癒確認後」が基本
予防薬「Doxy PEP」で梅毒の予防も可能!
目次
梅毒ってどんな病気?
診断から治療完了までの流れ
注射薬「ステルイズ」のメリット
予防薬「Doxy PEP」とは?
当院の料金と検査について
梅毒ってどんな病気?
梅毒は主に性行為によって感染する性感染症です。
2021年以降、感染者数が急増しており、オーラルセックスやアナルセックスによる感染も報告されています。
無症状のまま進行するケースもあり、HIV感染のリスクを高めるため、早期発見・早期治療がとても大切です。
診断から治療完了までの流れ
Step1:検査による診断
即日検査(30分で結果がわかる):感染機会から4週間以降が目安
通常検査(RPR・TP):結果は4〜5営業日後
Step2:治療開始(注射または内服)
注射薬「ステルイズ」であれば、採血と同日に治療完了
飲み薬(アモキシシリン等)の場合は、最低2〜4週間以上の服薬が必要
Step3:治癒確認(再検査)治療後2〜4週間後に採血を行い、治癒を確認
性行為の再開は「治癒が確認された後」が原則
注射薬「ステルイズ」のメリット
圧倒的な即日治療の利便性
当院では9割以上の患者様が注射治療を希望
飲み薬より治療完了が早く、精神的負担も少ない
飲み忘れや飲み続けられないリスクがない
副作用について
約30%の方に、治療開始後24時間以内に発熱・倦怠感・頭痛などが起こることがあります(※ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応)
正常な反応であり、通常は自然に軽快します
予防薬「Doxy PEP」とは?
梅毒・淋病・クラミジアなどは、性行為後72時間以内に「ドキシサイクリン200mg」を服用することで高確率で予防が可能です。
感染症 予防効果
梅毒 約87%
クラミジア 約88%
淋病 約55%
当院では、医師がリスクとベネフィットを丁寧に説明し、患者様ごとに適応を検討しています。
最後に:当院からのメッセージ
梅毒は「感染していても症状がない」ことも多く、知らないうちに周囲に感染させてしまうリスクがあります。
当院では、即日で完了するステルイズ注射を中心に、確実な治療と予防のサポートを行っています。
梅毒に関するお悩みや不安があれば、お気軽にご相談ください。