更新日:2026年9月6日 | 医療法人社団来朋会 朋クリニック

明石市・西明石で睡眠時無呼吸症候群(SAS)が気になる方へ|いびき・検査・CPAP治療を解説

睡眠時無呼吸症候群のいびき、日中の眠気、高血圧とCPAP治療を示す朋クリニックの解説イラスト

「いびきが大きいと言われる」「寝ている間に呼吸が止まっている」「しっかり寝たはずなのに日中眠い」。こうした症状は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。

睡眠時無呼吸症候群は、単なる「いびきの病気」ではありません。睡眠中に低酸素状態と覚醒を繰り返すことで、日中の眠気や集中力低下だけでなく、高血圧、不整脈、心血管疾患、脳血管疾患などと関連します。

朋クリニックでは、睡眠時無呼吸症候群の患者さんを継続的に診療し、CPAPの使用データ確認やマスク・使用状況の相談を含めた管理を行っています。明石市・西明石周辺で、いびきや睡眠中の無呼吸が気になる方はお気軽にご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が何度も止まったり、浅くなったりする病気です。成人では、のどの奥の空気の通り道である上気道が睡眠中に狭くなる「閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)」が多くみられます。

呼吸が止まるたびに血液中の酸素が低下し、脳は睡眠を中断して呼吸を再開させようとします。本人は目が覚めた自覚がなくても、深い睡眠が細かく分断され、身体には夜通し負担がかかります。

「太っていないから大丈夫」とは限りません。
肥満は重要なリスク因子ですが、あごが小さい、あごが後退している、舌や扁桃が大きい、鼻づまりが強いなど、体格以外の理由でも睡眠時無呼吸は起こります。

2026年の厚生労働省資料では、日本でAHI 5以上の閉塞性睡眠時無呼吸は約2,200万人、AHI 15以上では約940万人と推定されています。決して珍しい病気ではありません。

睡眠時無呼吸症候群を放置すると怖い理由

睡眠中の無呼吸では、「低酸素」「睡眠の分断」「交感神経の緊張」が繰り返されます。この状態が長期間続くと、心臓や血管、代謝系に負担がかかります。

🫀 高血圧・心血管系への負担
高血圧、治療抵抗性高血圧、心房細動、心不全、冠動脈疾患などとの関連が知られています。
🧠 脳血管疾患との関連
睡眠中の低酸素や血圧変動は、脳血管にも負担をかけ、脳卒中などとの関連が指摘されています。
🍚 代謝への影響
2型糖尿病などの代謝疾患と併存することがあり、体重管理を含めた全身的な評価が大切です。
🚗 日中の眠気と事故
強い眠気、注意力低下、作業効率低下につながり、居眠り運転や労働災害の危険にも関係します。

特に注意してほしい症状
運転中に眠気でヒヤッとしたことがある、会議や仕事中に意図せず眠ってしまう、家族から「呼吸が何度も止まっている」と言われる場合は、放置せず早めの評価をおすすめします。強い眠気があるときは無理な運転を避けてください。

こんな症状はありませんか?睡眠時無呼吸のセルフチェック

  • 家族から「いびきが大きい」と言われる
  • 寝ている間に「呼吸が止まっている」と指摘された
  • 夜中に何度も目が覚める、トイレに起きる
  • 朝起きたときに頭痛や口の渇きがある
  • 十分寝たはずなのに熟睡感がない
  • 日中に強い眠気、だるさ、集中力低下がある
  • 高血圧の薬を飲んでいても血圧が下がりにくい
  • 肥満、糖尿病、心房細動、心不全などがある

日中の眠気が目立たない方でも、睡眠時無呼吸が隠れていることがあります。「眠くないからSASではない」とは言い切れません。

睡眠時無呼吸症候群の検査方法|まずは自宅での簡易検査から

睡眠時無呼吸が疑われる場合、問診や体格、血圧、鼻・のどの状態、基礎疾患などを確認したうえで、睡眠中の呼吸状態を客観的に評価します。

診察・問診

いびき、無呼吸の目撃、日中の眠気、起床時頭痛、夜間頻尿などを確認します。高血圧、糖尿病、心疾患などの併存症も重要です。

自宅で行う簡易睡眠検査

一般的には、ご自宅で一晩、鼻の気流、呼吸の動き、酸素飽和度、脈拍などを測定する携帯型装置を使用します。普段の寝室で検査できる点がメリットです。

必要に応じて睡眠ポリグラフ検査(PSG)

簡易検査だけでは判断が難しい場合や、詳しい評価が必要な場合にはPSGを行います。PSGは睡眠状態、呼吸、酸素飽和度、脳波などを総合的に評価する精密検査です。

結果説明と治療方針の決定

検査結果のAHI、症状、合併症、体格、生活状況を総合して、CPAPを含む治療方針を検討します。

AHIとは?

AHI(Apnea-Hypopnea Index:無呼吸低呼吸指数)は、睡眠1時間あたりに無呼吸と低呼吸が何回起きたかを示す代表的な指標です。

AHI重症度の目安考え方
5未満正常範囲の目安症状や他の睡眠障害があれば別途評価します。
5以上15未満軽症症状、合併症、体位、体重などを考慮して治療を検討します。
15以上30未満中等症治療の必要性が高くなり、CPAPを含めて検討します。
30以上重症低酸素や心血管負荷が大きい場合があり、積極的な治療が重要です。
CPAPの保険適用について
2026年の厚生労働省資料では、PSGでAHI 20以上、簡易モニターではAHI 40以上の場合がPAP療法の保険適用の目安として示されています。実際の適応は、検査方法、症状、診断内容などを踏まえて医師が判断します。

CPAP(シーパップ)治療とは?睡眠中の気道を空気の力で支えます

CPAPは「Continuous Positive Airway Pressure」の略で、日本語では持続陽圧呼吸療法と呼ばれます。睡眠中に鼻、または鼻と口を覆うマスクを装着し、機械から適切な圧力の空気を送り続けることで、上気道がつぶれるのを防ぎます。

CPAP装置からマスクへ空気を送り、睡眠中の上気道を開いた状態に保つ仕組みのイラスト

CPAPで期待できること

睡眠中の無呼吸・低呼吸を減らす
気道を開いた状態に保ち、無呼吸や低酸素を抑えます。
日中の眠気や睡眠の質を改善
睡眠の分断が減ることで、眠気や倦怠感、生活の質の改善が期待できます。
血圧など全身への負担を軽減
高血圧を合併する方などでは、睡眠時無呼吸を適切に治療することが重要です。
毎日のデータで治療状態を確認
使用時間、マスクの空気漏れ、治療後の呼吸イベントなどを確認しながら治療を続けます。

「CPAPが苦しい・合わない」は調整できることがあります

CPAP開始直後は、「マスクが気になる」「鼻や口が乾く」「空気が強く感じる」「マスクから空気が漏れる」と感じることがあります。これらは、マスクの種類やサイズ、装着方法、加湿、圧設定などを見直すことで改善できる場合があります。

CPAPは「機械を渡して終わり」の治療ではありません。継続的に使用データと症状を確認し、その方に合った状態へ調整していくことが重要です。

CPAP以外の治療が向く場合もあります

軽症例や病型によっては、口腔内装置(マウスピース)、横向きで寝る体位療法、減量、飲酒習慣の見直し、鼻づまりの治療、耳鼻咽喉科的治療などを組み合わせることがあります。治療法はAHIの数字だけではなく、症状や合併症を含めて選びます。

睡眠時無呼吸症候群・CPAPについてよくある質問

Q. いびきがあるだけでも検査を受けたほうがよいですか?

大きないびきに加えて、睡眠中の無呼吸を指摘された、日中に眠い、朝に頭痛がある、高血圧が治療しても下がりにくいなどがあれば、一度相談する価値があります。

Q. 睡眠時無呼吸の検査は自宅でできますか?

一般的には、自宅で一晩装着する簡易検査から評価できます。結果や症状、基礎疾患によっては、より詳しいPSGが必要になります。

Q. CPAPは毎晩使う必要がありますか?

CPAPは使用している間に気道を開いて無呼吸を防ぐ治療のため、原則として睡眠時に継続して使用します。使用時間や装着感に困る場合は、治療を中断する前に調整をご相談ください。

Q. 太っていなくても睡眠時無呼吸になりますか?

なります。肥満は重要な要因ですが、あごの形、舌や扁桃の大きさ、鼻づまりなどでも上気道が狭くなり、睡眠時無呼吸が起こることがあります。

Q. CPAPが合わない場合はどうしますか?

まずマスクの種類やサイズ、空気漏れ、乾燥、加湿、圧設定を確認します。病状によっては口腔内装置、体位療法、減量、耳鼻咽喉科的治療などを検討する場合があります。

明石市・西明石で「いびき・無呼吸」が気になる方は朋クリニックへ

睡眠時無呼吸症候群は、本人が寝ている間に起こるため、自分では気づきにくい病気です。家族からの「呼吸が止まっている」という一言が、受診のきっかけになることも少なくありません。

「大げさかもしれない」と迷う必要はありません。まずは症状を伺い、検査が必要かどうかを判断します。CPAP治療中の方についても、使用状況を確認しながら継続管理を行います。

睡眠時無呼吸症候群のご相談

いびき、睡眠中の無呼吸、日中の眠気、朝の頭痛などが気になる方はご相談ください。

078-923-3456

医療法人社団来朋会 朋クリニック
〒673-0001 兵庫県明石市明南町1丁目4-8

朋クリニック
診療科:内科・整形外科・リハビリテーション科
所在地:兵庫県明石市明南町1丁目4-8
電話:078-923-3456
明石市・西明石周辺から、睡眠時無呼吸症候群、いびき、CPAP治療についてご相談いただけます。

参考情報

  • 日本呼吸器学会「睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)」
  • 日本呼吸器学会「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020」
  • 厚生労働省 2026年資料(閉塞性睡眠時無呼吸症候群の診断・PAP療法に関する記載)
  • American Academy of Sleep Medicine:PAP therapy guideline for obstructive sleep apnea

この記事は一般的な医療情報の提供を目的としています。症状、検査結果、合併症によって診断や治療方針は異なります。個別の診断・治療については医師へご相談ください。

朋クリニック