【2026年医師監修】マダニに注意!噛まれないための予防と、噛まれたときの正しい対処法|SFTS・日本紅斑熱まで徹底解説
▲ マダニは吸血前は数ミリほどですが、吸血後は大きく膨らみます
📋 この記事でわかること
- マダニとはどのような虫か(生態・特徴)
- マダニが多い場所と活動時期
- 噛まれないための予防方法(服装・虫よけ・帰宅後の確認)
- 噛まれたときにやってはいけないこと・正しい対処法
- マダニが媒介する感染症(SFTS・日本紅斑熱・ライム病)
- 受診の目安と受診時に伝えること
⚠️ 春から秋にかけて、マダニに注意が必要な季節です!山や草むら、畑、河川敷、公園など身近な場所にも生息するマダニ。噛まれても痛みを感じにくく、気づかないうちに吸血されていることがあります。
マダニはSFTS(重症熱性血小板減少症候群)など、重篤な感染症を媒介することがあります。正しい知識で予防し、万が一噛まれた場合は適切に対処しましょう。マダニとはどのような虫か
マダニは、屋外に生息する吸血性のダニです。布団やカーペットにいる室内のダニとは異なり、草むらや藪、山林などで動物や人が近づくのを待ち、体に付着して吸血します。シカ、イノシシ、野ウサギ、野鳥、犬、猫などの動物に寄生しており、人が草むらや藪に入ると衣服や皮膚に付着して気づかないうちに噛みつくことがあります。
吸血前は数ミリ程度の小さな虫ですが、吸血すると大きく膨らみ、黒褐色のできもののように見えることがあります。皮膚にただ乗っているだけではなく、口器を皮膚の中にしっかり差し込んで固定するため、簡単には取れません。
🚫 マダニを見つけても、無理に自分で取らないでください指やピンセットで強く引っ張ると、マダニの口器が皮膚の中に残ってしまうことがあります。また、マダニの体をつぶすことで病原体を含む体液が逆流する可能性も指摘されています。マダニに噛まれていることに気づいた場合は、自己処置をせず、医療機関を受診してください。
マダニが多い場所
▲ マダニは山奥だけでなく、河川敷・田んぼのあぜ道・公園の草地など身近な場所にも生息しています
マダニは特別な山奥だけにいるわけではありません。日常生活の中で立ち入るような場所にも広く生息しています。
🌿 マダニが多い場所(注意が必要な環境)- 山林・ハイキングコース・キャンプ場
- 草むら・藪・茂み
- 畑・田んぼのあぜ道
- 河川敷の草地
- 公園の草地・芝生エリア
- ペットの散歩コース
- シカやイノシシなどの野生動物が出没する場所
特に、春から秋にかけてはマダニの活動が活発になります。農作業、草刈り、庭仕事、登山、キャンプ、バーベキュー、犬の散歩、部活動の屋外練習などでは十分な注意が必要です。兵庫県・明石市周辺でも、身近な場所でマダニへの注意が必要な状況となっています。
マダニに噛まれないための予防方法
マダニ対策で最も重要なのは、まず噛まれないようにすることです。マダニが媒介するSFTSのような感染症では、予防が非常に重要です。
服装による予防
▲ 肌の露出を最小限にすることが最も効果的な予防策です
草むらや山、畑、河川敷などに入るときは、肌の露出をできるだけ少なくしましょう。
👕 おすすめの服装チェックリスト- 長袖シャツ(裾はズボンの中に入れる)
- 長ズボン(裾は靴下や長靴の中に入れる)
- 帽子(頭部・首まわりを保護)
- 手袋
- 足をしっかり覆う靴(サンダル不可)
- 首にはタオルを巻く
服の色は、白やベージュなど明るい色がおすすめです。マダニが衣服に付着したときに見つけやすくなります。黒や濃い色の服は避けましょう。
虫よけ剤の使用
ディートやイカリジンを含む虫よけ剤は、マダニ対策としても役立ちます。ただし、虫よけ剤だけで完全に防げるわけではありません。服装による予防、帰宅後の確認、入浴、衣類の管理を組み合わせることが大切です。使用する際は、製品の説明書をよく確認し、年齢や使用部位、使用回数を守ってください。
帰宅後の確認(非常に重要)
野外活動後は、上着や作業着を家の中に持ち込む前に、マダニが付いていないか確認しましょう。できれば早めにシャワーや入浴を行い、全身を確認してください。
🔍 特に確認してほしい部位首・耳の後ろ・頭髪内・脇・腰まわり・膝の裏・太ももの付け根・足首
自分では見えにくい背中や首の後ろ、頭髪内は、家族に見てもらうと安心です。
子どもの場合は、頭や首まわり、耳の後ろに付いていることもあります。マダニに噛まれた可能性がある方、皮膚に気になるものが付着している方は
早めに朋クリニックへご相談ください。🗓 今すぐWeb予約する
24時間受付中・待ち時間を短縮できますマダニに噛まれたときの正しい対処方法
皮膚にマダニのような虫が付いている、またはマダニに噛まれた可能性がある場合は、無理に自分で取らないでください。
やってはいけない対応
▲ これらの行為はマダニの一部が皮膚に残ったり、感染リスクを高める可能性があります
❌ 絶対にやってはいけないこと- 指でつまんで引き抜く
- ピンセットで強く引っ張る
- マダニの体をつぶす
- アルコールや薬品をかけて無理に取ろうとする
- 火を近づける
- 針で皮膚をほじる
これらの対応は、マダニの一部が皮膚の中に残る原因になります。また、刺し口の炎症や化膿、感染症リスクの増加につながることがあります。
正しい対処:医療機関を受診する
✅ マダニに噛まれたら1自己処置をしない:無理に取ろうとせず、そのままにしておく2医療機関を受診する:刺し口・皮膚の状態を確認し、適切に除去・洗浄・消毒を行います3除去後も経過観察:数日〜2週間程度、発熱・発疹・倦怠感などに注意するマダニに噛まれた後に注意すべき症状
▲ 噛まれた後、数週間は体調の変化に注意してください
マダニに噛まれた後は、数週間程度、体調の変化に注意してください。マダニが媒介する感染症は、噛まれた直後に症状が出るとは限りません。数日から2週間前後、場合によってはそれ以上の期間を経て症状が現れることがあります。
🌡️ 注意すべき症状一覧- 発熱・強い倦怠感・食欲低下
- 吐き気・嘔吐・下痢・腹痛
- 頭痛・筋肉痛・関節痛
- 皮膚の発疹
- 刺し口の赤みや腫れ・黒いかさぶたのような刺し口
- 意識がぼんやりする・出血しやすい・あざが増える
特に、発熱に加えて発疹・下痢・強いだるさ・食欲低下がある場合は要注意です。
高齢の方、糖尿病・腎臓病・肝臓病・心疾患がある方、免疫を抑える薬を使用している方は、重症化する可能性も考え、早めに医療機関へ相談してください。
マダニが媒介する主な感染症
感染症名 病原体 主な症状 注意点 SFTS
(重症熱性血小板減少症候群)SFTSウイルス 発熱・強い倦怠感・食欲低下・吐き気・嘔吐・下痢・腹痛・頭痛・筋肉痛 重症化すると意識障害・出血症状・多臓器不全。高齢者は特に注意。 日本紅斑熱 リケッチア 発熱・発疹・黒いかさぶた状の刺し口 抗菌薬で治療可能。早期診断・早期治療が重要。治療が遅れると重症化。 ライム病 ボレリア菌 皮膚の赤みが広がる・発熱・倦怠感・関節痛・神経症状 噛まれた後に皮膚の赤みが広がる場合は受診が必要。 子ども・高齢者・ペットがいる家庭では特に注意
お子さんがいる家庭
子どもは草むらで遊んだり、地面に座ったりすることが多く、マダニが付着する機会があります。また、自分で体の異変をうまく伝えられないこともあります。屋外で遊んだ後は、首・耳の後ろ・頭髪内・脇・腰まわり・膝の裏・足の付け根を確認してください。小さな黒い点や取れないかさぶたのようなものがあれば、無理に取らず受診してください。
高齢の方
高齢者では、SFTSなどが重症化しやすい傾向があります。畑仕事、庭仕事、草刈り、山菜採り、散歩などで草むらに入る機会がある方は特に注意が必要です。発熱や倦怠感、食欲低下があっても「夏バテ」「疲れ」「胃腸炎」と考えて受診が遅れることがあります。マダニに噛まれた可能性がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。
ペットがいる家庭
犬や猫が屋外でマダニを付けて帰ってくることもあります。ペットの体にマダニが付いている場合、素手で触ったり、無理につぶしたりしないようにしてください。動物病院で相談し、定期的なマダニ予防薬を使用することも大切です。また、体調不良の動物に咬まれたり、血液や体液に触れたりした後に発熱などが出た場合も、医療機関で相談してください。
受診時に医師へ伝えてほしいこと
マダニに噛まれた可能性がある場合、受診時にはできるだけ詳しく状況を伝えてください。こうした情報は診断に非常に役立ちます。発熱・下痢・倦怠感だけでは風邪や胃腸炎などと区別が難しいことがありますが、「マダニに噛まれた可能性がある」という情報があることで、SFTSや日本紅斑熱などの感染症を早期に疑うことができます。
📝 受診時に伝えること- いつ頃、野外活動をしたか(日時)
- どこに行ったか(山・草むら・畑・河川敷・公園など)
- 犬や猫、野生動物との接触があったか
- マダニを見つけた部位はどこか
- 自分で取ろうとしたか
- 発熱・発疹・下痢・嘔吐・倦怠感・頭痛・筋肉痛があるか
- いつから症状が出たか
- 基礎疾患や内服薬があるか
朋クリニックでできる対応
当院では、マダニに噛まれた可能性がある方、皮膚にマダニのようなものが付着している方、マダニ刺咬後に発熱や発疹、倦怠感、下痢などが出た方の診察を行います。
🏥 当院で行う対応- 刺し口の確認・皮膚の炎症の有無・全身症状の確認
- 必要に応じてマダニの除去・洗浄・消毒
- 血液検査などの検討
- SFTS・日本紅斑熱などの感染症が疑われる場合は、重症度を判断し専門医療機関と連携
受診の目安
🏃 次のような場合は、早めに受診してください- 皮膚にマダニのような虫が付着している
- マダニを自分で取ったが、一部が残っている気がする
- 刺し口が赤い・腫れている・痛い
- 黒いかさぶたのような刺し口がある
- マダニに噛まれた後に発熱した
- 発疹が出てきた
- 下痢・嘔吐・腹痛がある
- 強い倦怠感がある
- 高齢者・基礎疾患がある方・免疫を抑える薬を使用している方
- ペットや野生動物との接触後に体調不良がある
まとめ
📌 マダニ対策のポイント
- マダニは山奥だけでなく、草むら・畑・河川敷・公園・庭など身近な場所にも生息している
- 春から秋にかけて活動が活発になる(地域・気温によってはそれ以外の時期も注意)
- 予防には長袖・長ズボン・帽子・手袋・足を覆う靴・虫よけ剤・帰宅後の入浴と全身チェックが重要
- 野外活動後は衣服や体にマダニが付いていないか確認する
- マダニに噛まれていることに気づいた場合は、無理に自分で取らず医療機関を受診する
- 噛まれた後は数週間、発熱・発疹・下痢・嘔吐・強いだるさなどに注意する
- 症状がある場合は早めに受診し、マダニに噛まれた可能性を医師に伝える
マダニによる感染症は、早く気づき、早く対応することで重症化を防げる可能性があります。草むらや山、畑、公園での活動が増える季節は、ご自身とご家族を守るために、マダニ対策を心がけましょう。
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為の代替となるものではありません。症状や状況によって適切な対応は異なります。気になる症状がある場合は、必ず医療機関を受診してください。
2026.06.07
マンジャロは危ない?!正しい情報は?
📋 この記事でわかること
- マンジャロの無許可販売・逮捕報道の背景と問題点
- 「マンジャロは危険」という報道は本当に正しいのか?医師の見解
- マンジャロと肥満症専用治療薬「ゼップバウンド」の違い
- 肥満症外来で保険適用になる条件とは
- 適正な使い方と、きちんとした医療機関で受診することの大切さ
⚠️ 最近よく見かける「マンジャロ危険」報道についてマンジャロの無許可販売・転売による逮捕のニュースが相次いでいます。
そのニュースに合わせて「マンジャロはダイエットに危険」という情報も広まっていますが、この報道には重要な誤解が含まれています。
医師の立場から、正確な情報をお伝えしたいと思います。🚨 マンジャロの無許可販売・転売問題とは最近、テレビや新聞で「マンジャロを無許可で販売した業者が逮捕された」というニュースを目にする機会が増えました。これは薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)違反にあたる、れっきとした犯罪行為です。
🚫 なぜ無許可販売・転売が危険なのか- 品質・保管状態が不明:医薬品は適切な温度・湿度管理が必要です。転売品はその保証がありません。
- 偽造品・粗悪品のリスク:正規品と見た目が似ていても、成分が異なる偽造品が流通している事例があります。
- 医師の管理なしに使用:適応の確認・副作用のモニタリングなど、医師による管理が一切ない状態で使用することになります。
- 何か起きても補償なし:正規の医療機関を通じていないため、副作用が出ても健康保険での治療が難しくなる場合があります。
また、オンライン診療についても「患者さんと直接会わずに処方して大丈夫なのか」という不安の声があるのは理解できます。実際、適切なオンライン診療であれば問題ないケースもありますが、十分な問診・検査・経過観察なしに安易に処方するオンラインクリニックには注意が必要です。
ただ、そのような懸念があるとしても、素人が医薬品を転売するのは全く別次元の話です。医師免許を持たない人間が医薬品を販売することは、患者さんの命に関わる重大な違法行為であることを改めて強調したいと思います。
💊 「マンジャロはダイエットに危険」という報道への医師の見解無許可販売の報道とセットで「マンジャロはダイエットに危険」という情報が広まっています。この点については、医師として同意しかねる部分があります。
痩せ型の方への使用は不要、しかし肥満症には有用まず前提として、痩せている方や標準体重の方がダイエット目的で使用する必要はありません。これは私も同意します。マンジャロ(チルゼパチド)はもともと2型糖尿病の治療薬として開発・承認されたお薬です。
しかし、肥満症を抱える方にとっては、非常に有用な治療選択肢であることも事実です。肥満症は単なる「太っている状態」ではなく、高血圧・糖尿病・脂質異常症・睡眠時無呼吸症候群など、さまざまな合併症を引き起こすれっきとした疾患です。
✅ マンジャロ(チルゼパチド)の作用機序マンジャロはGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)とGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)という2種類の受容体に作用するデュアルアゴニストです。
インスリン分泌の促進・食欲の抑制・胃の排出を遅らせる作用などにより、血糖コントロールと体重管理の両方に効果を発揮します。▲ マンジャロ(チルゼパチド)皮下注2.5mgアテオス
報道機関には正確な情報発信をお願いしたい「マンジャロが危険」という情報が一人歩きすることを、私は非常に懸念しています。無許可販売・転売が危険なのは事実ですが、それは「薬そのものが危険」という話とは全く別です。
包丁は料理に欠かせない道具ですが、使い方を誤れば凶器にもなります。それと同じで、医薬品はすべて適正な使い方があってこそ、安全で有効なものになります。報道機関には、「無許可販売が危険」という事実と「薬そのものの安全性」を混同しないよう、より丁寧な報道をお願いしたいと思います。
📢 医師からのメッセージマンジャロが比較的健康被害が頻発する薬だとは考えていません。もちろん副作用がゼロではありませんが、医師の管理のもとで適正に使用すれば、多くの肥満症患者さんにとって有益な治療薬です。
大切なのは「適正な使い方」であり、医師の診察・処方・経過観察というプロセスを踏むことです。肥満症・体重管理でお悩みの方へ
朋クリニックでは内科専門医による肥満症外来を行っています。
まずはお気軽にご相談ください。🗓 Web予約はこちら(24時間受付)
※ 診察の結果、適応外と判断される場合もございます。まずはご相談ください。🆕 ゼップバウンドとは?マンジャロとの違いを正しく理解しようここで、ぜひ多くの方に知っていただきたい重要な情報があります。それが「ゼップバウンド(Zepbound)」という治療薬の存在です。
ゼップバウンドとはゼップバウンドは、マンジャロと同じ成分(チルゼパチド)を含む医薬品ですが、肥満症の治療薬として正式に承認されたお薬です。マンジャロが「2型糖尿病治療薬」として承認されているのに対し、ゼップバウンドは「肥満症治療薬」として承認されています。
▲ ゼップバウンド(チルゼパチド)皮下注2.5mgアテオス(肥満症治療薬)
項目 マンジャロ ゼップバウンド 有効成分 チルゼパチド チルゼパチド(同じ) 承認適応 2型糖尿病の治療 肥満症の治療 保険適用 糖尿病治療として適用(肥満症目的では原則適用外) 肥満症外来で条件を満たせば保険適用の可能性あり 副作用発生時 適応外使用の場合、健康保険での治療が難しい場合も 正規の適応であれば健康保険で治療が可能 ゼップバウンドを使うメリットマンジャロは糖尿病治療薬であるため、糖尿病を持たない肥満症の方が使用する場合は「適応外使用」となります。一方、ゼップバウンドは肥満症治療薬として正式承認されているため、肥満症の診断を受けた方が使用する場合は正規の適応内使用となります。
これは非常に重要な違いです。万が一、使用中に副作用や体調不良が起きた場合、適応内で使用していれば健康保険を使って治療を受けることができます。適応外使用では、その副作用の治療が自費になる可能性もあります。
💡 ゼップバウンドの存在を知っておいてほしいマンジャロの報道が多い中、肥満症専用治療薬としてゼップバウンドが存在することはあまり報道されていません。
肥満でお悩みの方は、「マンジャロを転売で買う」のではなく、きちんと医療機関を受診してゼップバウンドの適応があるかどうかを相談することが、安全で正しい選択です。🏥 肥満症外来で保険適用になる条件とは「肥満症の治療に保険が使えるの?」と驚かれる方も多いかもしれません。実は、一定の条件を満たした場合、肥満症外来での治療は健康保険の適用対象になります。
保険適用の主な条件(目安)条件 内容 BMI BMI 35以上、または BMI 27以上で肥満に関連する健康障害(高血圧・糖尿病・脂質異常症など)を2つ以上有する場合 診断 医師による「肥満症」の診断が必要 治療方針 食事療法・運動療法と組み合わせた包括的な治療計画が必要 医療機関 肥満症の治療を行う保険医療機関での受診が必要 上記はあくまでも目安です。実際に保険適用になるかどうかは、医師による診察・診断が必要です。まずは内科を受診して、ご自身の状態を正確に把握することが大切です。
✅ 保険適用で治療を受けるメリット- 治療費の自己負担が3割(または1〜2割)に抑えられる
- 副作用が出た場合も、健康保険で治療を受けられる
- 医師による定期的な経過観察が保証される
- 食事・運動指導など包括的なサポートが受けられる
📝 まとめ:マンジャロが「危険」というのは、正確ではない🔑 この記事のポイント
- 無許可販売・転売は犯罪であり、非常に危険。これは間違いありません。
- しかし「マンジャロそのものが危険」という情報は正確ではありません。適正な使い方をすれば、肥満症患者さんにとって有用な治療薬です。
- マンジャロは糖尿病治療薬。肥満症の方には、同成分で肥満症専用治療薬として承認されたゼップバウンドを使う方が適切です。
- ゼップバウンドは、条件を満たせば健康保険の適用が受けられる場合があります。
- 副作用が出た際も、正規の適応内で使用していれば健康保険で治療できます。
- 転売品や無許可の薬を使うのではなく、きちんと医療機関を受診することが最も安全です。
マンジャロが危険という情報だけが一人歩きしないことを願っています。そして、肥満症でお悩みの方には、ゼップバウンドという選択肢がきちんと存在することを知っていただきたいと思います。
報道機関の皆さんには、「無許可販売が危険」という事実と「薬の適正使用」をきちんと区別した、正確な情報発信をお願いしたいと思います。
※ 本記事は医師による情報提供を目的としたものであり、特定の薬剤の使用を推奨するものではありません。薬の使用については必ず医師の診察・処方に従ってください。保険適用の条件は診察内容・個人の状態により異なります。最新の情報は担当医にご確認ください。
2026.06.03
熱中症に注意!!2026年
📋 この記事でわかること
- 熱中症が室内でも夜間でも起こる理由
- 子ども・高齢者・持病のある方が特に注意すべき理由
- 熱中症の初期症状と危険なサインの見分け方
- すぐに使える応急処置の手順
- 救急要請を考えるべき症状のチェックリスト
- 今日からできる熱中症予防の具体策
🌡️ 今年の夏も熱中症に注意してください 重要熱中症は屋外だけでなく、室内でも夜間でも起こります。「家の中にいるから大丈夫」は危険な思い込みです。特に子ども・高齢者・持病のある方は、気づかないうちに重症化することがあります。早めの対策と早めの受診が命を守ります。
室内でも熱中症は起こります。エアコンを使い、こまめな水分補給を心がけましょう。
熱中症とはどのような状態か
人間の体は、暑い環境にいると汗をかいたり、皮膚の血流を増やしたりして、体の熱を外へ逃がそうとします。しかし、気温が高い・湿度が高い・風通しが悪い・水分や塩分が不足しているなどの条件が重なると、体の熱をうまく逃がせなくなります。その結果、体温が上がり、脱水が進み、脳や内臓にも負担がかかります。
熱中症は、単なる「暑さ負け」ではありません。医学的には、暑さや湿度・脱水などの影響によって体温調節がうまくいかなくなり、体の中に熱がこもってしまう状態です。軽い症状で済むこともありますが、重症化すると意識障害・けいれん・腎機能障害・肝機能障害などを起こし、命に関わることもあります。
熱中症の初期症状
✅ この段階で対処できれば改善することもあります- めまい・立ちくらみ
- 頭痛・吐き気
- 体のだるさ・大量の汗
- こむら返り(足がつる)
- 気分が悪い・集中できない・ぼーっとする
危険なサイン(すぐに医療機関へ)
⚠️ 以下の症状がある場合は、家庭で様子を見る段階ではありません- 意識がぼんやりしている・呼びかけへの反応が悪い
- 自分で水分が飲めない
- ぐったりして動けない・けいれんがある
- 体が非常に熱い・嘔吐を繰り返す
- まっすぐ歩けない・会話の内容がおかしい
- 尿が極端に少ない・休んでも症状が改善しない
室内でも熱中症は起こります
熱中症で特に注意していただきたいのは、室内でも起こるということです。屋外での運動や作業が危険であることはよく知られていますが、実際には自宅の中で熱中症になる方も少なくありません。
室内で熱中症が起こりやすい状況
状況 リスクのポイント エアコンをつけていない 室温・湿度が上昇し、体の熱を逃がせなくなる 夜間の熱のこもり 日中に建物全体が熱を持ち、夜になっても室温が下がりにくい 水分摂取不足 寝ている間に汗をかき、気づかないうちに脱水が進む 高齢者の感覚低下 暑さを感じにくくなっており、本人が気づかないまま重症化 乳幼児の意思表示困難 「しんどい」「のどが渇いた」と十分に伝えられない 💡 医師からの重要なメッセージ「昔はエアコンなしでも過ごせた」「冷房は体に悪い」「電気代がもったいない」という考えは、現在の夏の暑さには通用しません。朝起きたときに体がだるい・頭が痛い・食欲がない・ふらつく場合は、脱水や熱中症の始まりである可能性があります。
朝から体がだるい、食欲がない、ふらつく…
そんな夏の体調不良は早めに内科へご相談ください。子どもは大人より熱中症になりやすい
子どもは、大人よりも熱中症になりやすい特徴があります。体温調節機能がまだ十分に発達しておらず、身長が低いため地面からの照り返しの熱を受けやすくなります。ベビーカーに乗っている乳幼児は、地面に近い位置にいるため熱の影響を受けやすく、さらにベビーカーの中に熱がこもることがあります。
子どもの熱中症サイン
👶 こんな変化に注意してください- いつもより元気がない・顔が赤い
- 汗をたくさんかいている、または逆に汗が出ていない
- 機嫌が悪い・泣き方が弱い・ぐったりしている
- 水分を飲みたがらない・吐き気がある
- 頭を痛がる・ぼーっとしている
🚗 車の中に子どもを残すことは絶対に避けてください短時間であっても、車内温度は急速に上がります。「少しだけだから」という判断が、命に関わる事故につながることがあります。
高齢者は熱中症に気づきにくい
高齢者は、熱中症のリスクが高い世代です。暑さやのどの渇きを感じにくく、体内の水分量が少なく、汗をかく機能も低下しています。糖尿病・高血圧・心不全・腎臓病などの持病や、利尿薬・降圧薬などの内服薬がある方は、さらにリスクが高まります。
高齢者の熱中症・脱水サイン
気になる変化 確認すること 食事量が減っている 水分・塩分の摂取量が不足していないか確認 尿の回数が少ない 脱水が進んでいる可能性がある いつもより反応が鈍い・ぼんやりしている 熱中症・脱水による意識変化の可能性 日中に寝てばかりいる・ふらつきがある 室温・湿度を確認し、水分補給を促す 会話の様子がいつもと違う 早めに医療機関へ相談することを検討 持病のある方は特に注意が必要です
持病 夏場に注意すること 糖尿病 脱水によって血糖値が悪化し、さらに脱水が進む悪循環に注意 腎臓病 脱水で腎臓への血流が低下し、腎機能がさらに悪化することがある 心不全 水分をとりすぎても、とらなさすぎても体に負担。自己判断が難しいため主治医に相談を 高血圧(利尿薬・降圧薬) 脱水が重なると血圧が下がりすぎたり、ふらつきが出たりすることがある 水分補給は「のどが渇く前に」
熱中症予防の基本は水分補給ですが、「のどが渇いたら飲む」では遅いことがあります。特に高齢者はのどの渇きを感じにくく、子どもは遊びや運動に夢中になると水分補給を忘れてしまいます。
水分補給のタイミング
- 朝起きたとき・外出前・外出中
- 運動の前後・入浴の前後
- 寝る前・食事のとき
💧 塩分補給について大量に汗をかいた場合は、水分だけでなく塩分も失われます。経口補水液やスポーツドリンクを状況に応じて活用してください。ただし、心不全・腎臓病・高血圧などで塩分制限を受けている方は、自己判断で塩分を多くとりすぎないよう注意が必要です。持病がある方は主治医に相談しながら管理してください。
熱中症が疑われたら:①涼しい場所へ移動 ②体を冷やす(首・わきの下・足の付け根)③水分と塩分を補給
熱中症かもしれないと思ったときの対応
熱中症が疑われる場合は、早めの対応が大切です。
- 涼しい場所へ移動する:エアコンの効いた室内や日陰に移動し、衣服をゆるめて体の熱を逃がします
- 体を冷やす:首・わきの下・足の付け根を冷たいタオルや保冷剤で冷やすと効果的です
- 水分と塩分を補給する:意識がはっきりしていて自分で飲める場合のみ。意識がぼんやりしている人・吐き気が強い人に無理やり飲ませると誤嚥の危険があります
- 改善しない場合は医療機関へ:危険な症状があれば救急要請を
🚨 熱中症に解熱薬だけで対応しないでください熱中症による体温上昇は、感染症による発熱とは仕組みが異なります。感染症では炎症反応によって発熱しますが、熱中症では体の熱を外に逃がせなくなり体温が上がります。解熱薬を飲むだけでは対応できません。高熱がある場合でも、原因が熱中症なのか感染症なのかは診察・検査なしには判断が難しいため、迷う場合は早めに医療機関へ相談してください。
救急要請を考えるべき症状
🚑 次のような症状がある場合は、すぐに救急要請を検討してください- 意識がぼんやりしている・呼びかけても反応が弱い・会話の内容がおかしい
- 自分で水分が飲めない・ぐったりして動けない
- けいれんがある・体が非常に熱い・嘔吐を繰り返す
- まっすぐ歩けない・尿が極端に少ない
- 子どもがぐったりしている・高齢者の様子がいつもと違う
- 休んでも改善しない
「もう少し様子を見よう」と迷う場面でも、意識の異常・自力で水分が飲めない・けいれん・強いぐったり感がある場合は、ためらわず救急要請を検討してください。熱中症は、早く対応すれば重症化を防げる可能性がありますが、対応が遅れると命に関わることがあります。
地域全体で子どもと高齢者を守るために
熱中症対策は、個人だけの問題ではありません。家庭・学校・職場・地域全体で取り組むべき大切な健康課題です。高齢者が一人で暮らしているご家庭では、家族や近隣の方の声かけが命を守ることにつながります。
💬 この一言が重症化を防ぐきっかけになります- 「今日は暑いのでエアコンをつけましょう」
- 「水分は飲めていますか」
- 「食事はとれていますか」
- 「部屋の温度は大丈夫ですか」
- 「いつもより元気がないように見えます」
夏の体調不良は早めに相談してください
夏の体調不良は、熱中症だけとは限りません。感染症・胃腸炎・脱水・腎機能の悪化・血糖異常・心不全の悪化・薬の影響など、さまざまな原因が考えられます。
特に早めに内科へ相談すべき場合
- 高齢者で食事や水分がとれていない
- 子どもがぐったりしている
- 尿が少ない・発熱と脱水がある
- 吐き気や下痢が続いている
- 持病があり体調がいつもと違う
- 内服薬があり脱水が心配
- 暑い場所にいたあとから体調が悪い
- ふらつきや強いだるさがある
まとめ
📝 この記事のまとめ
- 熱中症は屋外だけでなく、室内でも夜間でも起こる
- 子ども・高齢者・持病のある方は特にリスクが高い
- のどが渇く前に水分をとり、暑い日はエアコンを我慢しない
- 熱中症の応急処置は①涼しい場所へ ②体を冷やす ③水分・塩分補給
- 解熱薬だけで対応しない。原因の判断は医療機関で
- 意識の異常・自力で飲めない・けいれん・強いぐったり感はすぐに救急要請
- 周囲の声かけと気づきが重症化を防ぐ
熱中症は、予防できる可能性のある病気です。そして、早く気づくことで重症化を防げる可能性があります。この夏は、「我慢する夏」ではなく、「早めに防ぐ夏」にしてください。
暑さを感じる前に環境を整える。のどが渇く前に水分をとる。しんどくなる前に休む。危ないと思ったら、早めに相談する。その小さな行動が、命を守ることにつながります。
※ 本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。症状がある場合は、必ず医療機関を受診してください。
2026.05.29
マイコプラズマ感染症(M.genitalium・M.hominis)の症状・検査・治療を徹底解説
📋 この記事でわかること
- マイコプラズマ・ジェニタリウム(M. genitalium)とマイコプラズマ・ホミニス(M. hominis)の違い
- 感染経路・症状・合併症リスク(男女別)
- PCR検査の方法・費用・受診の流れ
- 最新の治療薬と薬剤耐性問題への対策
- パートナーへの感染予防と再感染防止のポイント
⚠️ 重要:マイコプラズマは「無症状」でも感染が広がります感染者の約50〜70%は自覚症状がありません。症状がないからといって安心せず、心当たりがある方は早めのPCR検査をお勧めします。特にM. genitalium(マイコプラズマ・ジェニタリウム)は薬剤耐性化が進んでおり、早期発見・早期治療が不妊や慢性化を防ぐ鍵となります。
🦠 マイコプラズマとは?性病との関係を知ろう
マイコプラズマ(Mycoplasma)は、細菌と同様に自己増殖できる最小の微生物の一つです。細胞壁を持たないという特徴があるため、一般的なペニシリン系抗菌薬が効かず、治療に特殊な抗菌薬が必要になります。性感染症(STI)として問題となるのは主に2種類です。
図1:M. genitalium と M. hominis の主な特徴比較(朋クリニック作成)
M. genitalium(マイコプラズマ・ジェニタリウム)
M. genitalium は1980年代に初めて分離された比較的新しい病原体で、現在ではクラミジアに次ぐ頻度の性感染症として世界的に問題視されています。日本においても、尿道炎患者の10〜20%、子宮頸管炎患者の5〜15%から検出されるとされており、決して珍しい感染症ではありません。
🚨 M. genitalium の最大の問題点:薬剤耐性アジスロマイシン(マクロライド系)に対する耐性率が日本・アジアでは70%以上に達しているとの報告もあります。これは、過去に不適切な抗菌薬治療(クラミジア治療として処方されたアジスロマイシンなど)が原因と考えられています。治療前に薬剤感受性検査を行うことが重要です。
M. hominis(マイコプラズマ・ホミニス)
M. hominis は健常者の泌尿生殖器にも常在することがある菌ですが、免疫力が低下した状態や、細菌性腟症(BV)との合併、妊娠中などに病原性を発揮します。特に妊娠中の感染は早産・低出生体重児・新生児感染のリスクを高めるため、妊娠を希望する女性や妊婦さんには特に注意が必要です。
項目 M. genitalium M. hominis 発見年 1981年 1937年 病原性 高い(性病の主要病原体) 中程度(条件次第で発症) 主な感染部位 尿道・子宮頸管・咽頭・直腸 腟・子宮・骨盤・血液(稀) 薬剤耐性 マクロライド耐性が深刻 比較的少ない 検査方法 PCR検査(核酸増幅法) PCR検査・培養検査 第一選択薬 シタフロキサシン(日本) ドキシサイクリン 💥 感染経路と症状:男女別に詳しく解説
図2:マイコプラズマ感染の流れと男女別の主な症状(朋クリニック作成)
感染経路
マイコプラズマ(M. genitalium・M. hominis)の主な感染経路は性行為による粘膜接触です。コンドームを使用しない膣性交が最もリスクが高いですが、オーラルセックスや肛門性交でも感染する可能性があります。また、M. hominis は産道感染(出産時に母親から新生児へ)も知られています。
🟢 感染経路のまとめ- 膣性交:最も感染リスクが高い(コンドームなし)
- オーラルセックス:咽頭感染の可能性あり(M. genitalium)
- 肛門性交:直腸感染の可能性あり
- 産道感染:M. hominis は出産時に新生児へ感染することがある
- 日常的な接触(握手・タオル共有など)では感染しない
男性の症状
症状・疾患名 具体的な症状 放置した場合のリスク 尿道炎 排尿時の痛み・灼熱感、尿道からの分泌物(透明〜白濁)、尿道口の不快感 慢性化・精巣上体炎への波及 精巣上体炎 陰嚢の腫れ・痛み・発熱 男性不妊のリスク 前立腺炎 会陰部・下腹部の鈍痛、排尿困難、射精時の痛み 慢性前立腺炎・QOL低下 無症状 症状なし(約30〜50%) パートナーへの感染拡大 女性の症状
症状・疾患名 具体的な症状 放置した場合のリスク 子宮頸管炎 おりものの増加・変色(黄色・緑色)、性交時の出血・痛み 骨盤炎症性疾患(PID)への進行 骨盤炎症性疾患(PID) 下腹部痛・発熱・不正出血 不妊・異所性妊娠(子宮外妊娠) 細菌性腟症(BV) 魚臭いおりもの、腟の不快感(M. hominis との関連が強い) 早産・流産リスクの上昇 無症状 症状なし(約50〜70%) 慢性化・不妊リスク 🚨 女性は特に注意!無症状のまま不妊になるケースも女性の場合、マイコプラズマ感染が骨盤炎症性疾患(PID)に進行すると、卵管に瘢痕(傷跡)が残り、不妊や異所性妊娠の原因となります。症状がないまま進行することが多いため、「症状がないから大丈夫」は危険な誤解です。妊娠を希望する方や、パートナーが変わった方は定期的な検査を強くお勧めします。
📋 朋クリニックでは、マイコプラズマのPCR検査を実施しています。
症状がなくても検査可能。結果は最短当日〜翌日にご報告します。
📅 今すぐWeb予約する(24時間受付)
📍 大阪市内・朋クリニック / 保険診療・自費診療どちらも対応🔬 検査方法:どんな検査を受けるべきか?
マイコプラズマの診断にはPCR検査(核酸増幅検査)が最も信頼性が高く、現在の標準的な検査法です。培養検査は時間がかかり感度も低いため、現在はPCR検査が主流となっています。
図3:検査を受けるべきリスクチェックリスト(朋クリニック作成)
PCR検査の詳細
検査項目 採取部位・方法 備考 尿検査 初尿(出始めの尿)を採取 男性に特に有効。採尿前2時間は排尿しないことが推奨 腟分泌物検査 綿棒で腟内・子宮頸管から採取 女性に有効。感度が高い 咽頭ぬぐい液 綿棒で喉の奥をぬぐう オーラルセックスによる咽頭感染の確認に 直腸ぬぐい液 綿棒で直腸内をぬぐう アナルセックスによる感染の確認に 受診から結果までの流れ
1Web予約・来院
事前にWeb予約することで待ち時間を大幅に短縮できます。問診票に症状・性行為の状況を記入します。2医師による問診・診察
症状・最終性交渉日・パートナーの状況などを確認します。プライバシーは厳守されます。3検体採取(PCR検査)
尿・腟分泌物・咽頭ぬぐい液などを採取します。痛みはほとんどありません(数分で完了)。4結果確認(最短当日〜翌日)
陽性の場合は薬剤感受性検査の結果も踏まえ、最適な治療薬を選択します。5治療開始・パートナーへの通知
抗菌薬を処方します。パートナーも同時に検査・治療を受けることが再感染防止に不可欠です。📋 検査費用の目安(朋クリニック)マイコプラズマPCR検査(M. genitalium・M. hominis)は自費診療となります。クラミジア・淋菌との同時検査セットもご用意しています。詳しくは受診時またはお電話にてお問い合わせください。
💊 治療方法:最新の抗菌薬治療と薬剤耐性対策
図4:M. genitalium の薬剤耐性率の推移と各治療薬の有効率(朋クリニック作成)
M. genitalium の治療
M. genitalium の治療では、薬剤耐性の有無を確認してから治療薬を選択することが現在の標準的なアプローチです。日本感染症学会のガイドラインでは、耐性検査の結果に応じて以下の薬剤が推奨されています。
✓ シタフロキサシン(STFX)日本で最も推奨される第一選択薬
用法:100mg 1日2回 × 7〜14日間
有効率:約90%以上
マクロライド耐性株にも有効✓ アジスロマイシン(AZM)マクロライド感受性株のみに有効
用法:1g 単回投与(または延長投与)
有効率:感受性株で約80%
※耐性率が高いため事前確認が必須△ モキシフロキサシン(MFLX)シタフロキサシン無効例に使用
用法:400mg 1日1回 × 7〜10日間
有効率:約85〜90%
日本では保険適用外(自費)△ ドキシサイクリン(DOXY)M. genitalium には効果が限定的
用法:100mg 1日2回 × 7日間
有効率:約30〜40%
M. hominis には有効M. hominis の治療
薬剤名 用法・用量 特記事項 ドキシサイクリン
第一選択100mg 1日2回 × 7〜14日間 妊婦には使用不可。食後服用で胃腸障害を軽減 クリンダマイシン
第一選択300mg 1日3回 × 7日間 細菌性腟症合併例に特に有効。腟錠も使用可 ミノサイクリン 100mg 1日2回 × 7〜14日間 ドキシサイクリンの代替薬。光線過敏症に注意 図5:検査から治療完了までのステップ(朋クリニック作成)
治療で絶対に守るべき3つのポイント
⚠️ 治療失敗・再感染を防ぐために必ず守ること- 処方された薬を最後まで飲み切る:症状が改善しても途中でやめると耐性菌が生まれやすくなります
- パートナーも同時に検査・治療を受ける:一方だけが治療しても「ピンポン感染」(再感染の繰り返し)が起こります
- 治療完了後4週間後に治癒確認検査を受ける:PCR検査で陰性を確認するまで性行為は控えるか、コンドームを使用してください
🛡️ 予防と再感染防止
マイコプラズマ感染症に対するワクチンは現時点では存在しません。そのため、感染予防は行動面での対策が中心となります。
🟢 感染予防の基本- コンドームの正しい使用:性行為の最初から最後まで使用することで感染リスクを大幅に低減できます
- 定期的な検査:パートナーが変わった場合や、不特定多数との性行為がある場合は3〜6か月ごとの定期検査を推奨します
- パートナーへの告知:陽性と診断された場合は、パートナーに検査を受けるよう伝えることが感染拡大防止に不可欠です
- 他の性病との同時検査:マイコプラズマはクラミジア・淋菌・梅毒などと重複感染することが多いため、セット検査が効率的です
妊娠中・妊娠希望の方へ
M. hominis は妊娠中に特に注意が必要な病原体です。感染が子宮内に広がると、絨毛膜羊膜炎・早産・低出生体重児・新生児敗血症などのリスクが高まります。妊娠を希望している方や、不妊治療中の方は、事前にマイコプラズマを含む性病スクリーニング検査を受けることを強くお勧めします。
🚨 妊婦さんへの注意事項妊娠中はドキシサイクリン・ミノサイクリンなどのテトラサイクリン系抗菌薬は使用できません。妊娠中に感染が判明した場合は、クリンダマイシンなどの安全な代替薬を使用します。必ず産婦人科・性病専門医と相談のうえ治療を進めてください。
❓ よくある質問(FAQ)
Q. 症状がないのに検査を受ける必要がありますか?
はい、必要です。マイコプラズマ感染者の約50〜70%は無症状です。症状がないまま放置すると、知らないうちにパートナーに感染させたり、慢性化して不妊の原因になったりします。「症状がないから大丈夫」という判断は危険です。
Q. クラミジアの治療薬(アジスロマイシン)でマイコプラズマも治りますか?
必ずしも治るとは言えません。特にM. genitaliumは、アジスロマイシンに対する耐性率が日本では70%以上に達しているとの報告があります。クラミジアと同時感染していた場合、クラミジアは治癒してもマイコプラズマが残存・耐性化するケースが問題となっています。マイコプラズマが疑われる場合は、必ずPCR検査で確認し、薬剤感受性に基づいた治療を受けてください。
Q. 治療後はいつから性行為を再開できますか?
治療完了後、最低でも7〜14日間は性行為を控えることが推奨されます。その後、治療終了から4週間後にPCR検査で陰性が確認されてから再開するのが理想的です。パートナーも同様に治療・陰性確認が必要です。
Q. マイコプラズマはHIVのリスクと関係がありますか?
はい、関係があります。マイコプラズマ感染による粘膜の炎症は、HIVを含む他の性感染症に対する感受性を高めることが知られています。性病の予防・治療はHIV感染リスクの低減にも直結します。
📋 まとめ:マイコプラズマ感染症のポイント
- M. genitalium は性感染症として重要な病原体。薬剤耐性が深刻で、PCR検査と薬剤感受性確認が必須
- M. hominis は細菌性腟症・骨盤炎・妊娠合併症と関連。妊娠希望者は特に注意
- 感染者の50〜70%は無症状。定期的な検査が早期発見・早期治療の鍵
- 治療はパートナーと同時に行い、治療後のPCR陰性確認まで性行為を控える
- マイコプラズマはクラミジア・淋菌との重複感染が多い。セット検査が効率的
※本記事は医療情報の提供を目的としており、特定の診断・治療を推奨するものではありません。症状や治療については必ず医師にご相談ください。記載の薬剤情報・統計データは執筆時点(2026年)のものです。最新情報については担当医にお確かめください。
監修:朋クリニック 医師2026.05.25
学校で側彎症と指摘された方へ
💡 この記事でわかること
- 学校健診で側弯症を指摘されたら受診が必要な理由
- 側弯症の原因と進行リスク
- Cobb角やRisser分類といった重症度評価の基準
- 整形外科での検査内容と治療法(装具療法・手術)
⚠️ 学校健診で指摘されたら、放置せず早めに受診を!側弯症は初期には痛みがなく、気づかないうちに進行することがあります。「姿勢が悪いだけ」「痛みがないから大丈夫」と自己判断せず、一度整形外科で専門医の評価を受けることが大切です。
学校健診で「側弯症の疑いがあります」「整形外科を受診してください」と記載された用紙を受け取り、不安になった保護者の方も多いのではないでしょうか。
「姿勢が悪いだけではないの?」「痛みもないのに病院へ行く必要があるの?」「部活動も普通にできているので様子を見ても大丈夫?」このようなご質問を受けることが少なくありません。
結論からお伝えすると、学校健診で側弯症を指摘された場合は、一度整形外科を受診することをおすすめします。側弯症は早期には症状がほとんどなく、本人も保護者も気付かないまま進行することがあります。一方で、早期発見できれば経過観察や装具療法によって進行を防げる可能性が高くなります。
側弯症とはどのような病気?▲ 正常な背骨(左)と側弯症(右)の比較。側弯症ではC字型に背骨が曲がります。
側弯症とは、背骨(脊柱)が左右に曲がり、さらに椎体がねじれる(回旋する)病気です。正常な背骨は正面から見るとほぼ一直線ですが、側弯症ではC字型やS字型に変形します。
単なる猫背や姿勢不良とは異なり、骨格そのものに変化が生じている状態です。医学的には、立位脊柱レントゲン検査において「Cobb角(コブ角)」が10度以上認められる場合に側弯症と診断されます。
側弯症の原因学童期から思春期に発症する側弯症の約80~90%は「特発性側弯症」と呼ばれます。特発性とは原因が明確に解明されていないという意味です。
思春期特発性側弯症の特徴- 10歳前後から発症しやすい
- 女子に多い
- 身長が急激に伸びる時期に進行しやすい
女子では男子よりも進行例が多く、治療を必要とする側弯症は男子の数倍発生すると報告されています。
なぜ学校健診でチェックするの?▲ 学校健診で行われる前屈テスト(アダムテスト)。背中の左右差を確認します。
側弯症は初期にはほとんど症状がありません。腰痛や背中の痛みがないまま進行することも多く、本人も周囲も気付かないことがあります。そのため学校健診では前屈検査(Adam’s Forward Bend Test)を行い、異常がないかを確認しています。
ただし、学校健診はあくまでもスクリーニング検査であり、確定診断ではありません。異常を指摘された場合は整形外科で詳しい検査を受けることが重要です。
ご家庭で確認できる側弯症のサインと放置のリスクご家庭で確認できるサイン次のような特徴がある場合は注意が必要です。
- 肩の高さが左右で違う
- 片方の肩甲骨だけが出ている
- ウエストラインが左右非対称
- ズボンやスカートが傾く
- 前かがみになると背中の高さが違う
- 姿勢が悪いと言われる
- 体が左右どちらかに傾いて見える
ただし、これらがなくても側弯症が存在する場合があります。
放置するとどうなる?軽度の側弯症であれば経過観察のみで問題ない場合もありますが、成長期には短期間で進行することがあります。
進行すると、肩の高さの左右差や背中の変形が目立ち、体幹バランスが崩れたり、慢性的な腰痛や背部痛が生じたりする可能性があります。さらに重症化すると胸郭変形に伴い、肺活量の低下や呼吸機能障害を引き起こすこともあります。特に50度を超える側弯では、成人後も進行が続く可能性があることが知られています。
側弯症の重症度分類と治療方針側弯症の重症度分類(Cobb角)▲ Cobb角(コブ角)の測定方法と重症度の目安。
側弯症の重症度は、レントゲン検査で測定するCobb角によって評価します。
Cobb角 重症度 対応・治療方針 10度未満 側弯症に該当せず 姿勢変化や成長による一時的な左右差の場合があります。 10~24度 軽度側弯症 定期的なレントゲン検査による経過観察を行います。 25~39度 中等度側弯症 成長期で進行リスクが高い場合は装具療法(コルセット治療)を検討します。 40~49度 高度側弯症 脊椎専門医への紹介を検討します。 50度以上 重度側弯症 手術治療が検討されることがあります。 側弯症で重要なのは「角度」だけではありません同じ20度の側弯でも、「小学5年生・初潮前・身長が急激に伸びている」場合と、「高校生・成長がほぼ終了している」場合では進行リスクが大きく異なります。そのため整形外科では骨成熟度も評価します。
Risser分類(骨成熟度評価)骨盤の骨端核の成熟度を評価する方法です。
- Risser0:成長期初期(進行リスク高い)
- Risser1~2:成長期真っ最中(最も進行しやすい時期)
- Risser3~4:成長終盤(進行リスク減少)
- Risser5:骨成熟完了(進行リスク低い)
側弯症の治療方針は、Cobb角とRisser分類を組み合わせて決定します。
整形外科での検査と治療法整形外科ではどのような検査を行う?整形外科では、姿勢評価、肩や骨盤の左右差確認、前屈テスト、神経学的評価、脊柱全長レントゲン撮影を行います。
レントゲン検査では、Cobb角、弯曲部位、椎体回旋、骨成熟度、進行リスクを総合的に評価します。
装具療法とは?▲ 装具療法(コルセット)。背骨のこれ以上の進行を防ぐことが目的です。
一般的に、Cobb角25~40度で、骨成熟前(Risser0~2)の場合には装具療法が検討されます。
装具の目的は背骨を真っ直ぐに戻すことではありません。これ以上進行させないことが最大の目的です。適切な時期に開始することで手術を回避できる可能性が高くなります。
手術が必要になるのはどんな場合?以下のような場合には手術治療を検討します。
- Cobb角45~50度以上
- 急速に進行している
- 装具療法でも進行する
- 著しい体幹変形がある
- 胸郭変形による呼吸機能低下がある
脊柱矯正固定術により背骨の変形進行を防ぎます。
朋クリニックでの側弯症診療朋クリニックでは学校健診で側弯症を指摘されたお子さまの診察を行っています。
学校から配布された健診結果をご持参いただければ、整形外科専門医による診察、姿勢評価、脊柱レントゲン検査、Cobb角測定、進行リスク評価、経過観察や専門施設紹介の判断を行っています。
朋クリニックは、常時内科1診、整形外科1診の常時2診体制です。整形外科には整形外科専門医が3名在籍しております。
📝 この記事のまとめ
- 学校健診で側弯症を指摘されたら、放置せず整形外科を受診する
- 側弯症は痛みがなくても進行することがある
- 重症度はCobb角(角度)とRisser分類(骨の成熟度)で評価する
- 早期発見し、適切な時期に装具療法を開始することで進行を防ぐ
- 朋クリニックでは整形外科専門医がしっかりと評価を行います
※ 本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。症状がある場合は、必ず医療機関を受診してください。掲載している治療法は代表例であり、実際の治療方針は医師の判断によります。
2026.05.22
(新発売)インフルエンザワクチン-2026年
\ 2026年秋、もっとも注目されているインフルエンザの新常識 /
こんにちは。当院より、今シーズンから新たに導入される最新のインフルエンザワクチン「エフルエルダ」について、大切な医療情報をお届けします。
「毎年きちんと予防接種を受けているのに、インフルエンザにかかってしまった」「年齢を重ねてから、冬の体調管理が一段と心配になった」という声は少なくありません。実はご高齢の方の場合、年齢とともに体の免疫システムが変化する「免疫老化」により、従来の通常ワクチンでは十分な防御力を維持しにくいという医学的課題がありました。
この課題を打破するために開発されたシニア世代専用のワクチンが、この度登場した「エフルエルダ」です。当院でも万全の体制で導入を決定し、接種を強くおすすめしております!医学的エビデンスが証明する「3つの圧倒的メリット」
① 免疫老化に打ち勝つ「HA抗原量が通常の4倍」
エフルエルダの最大の特徴は、ワクチンに含まれるインフルエンザウイルスの主要成分(HA抗原量)が、従来の標準的なワクチンの4倍(4株合計240μg)も配合されている点です。
日本人(60歳以上)を対象に行われた国内臨床試験において、これまでの通常ワクチンと比較して、明らかに高い感染防御抗体が得られることが実証されています。低下しやすいシニア世代の免疫力を物理的な成分量で強力にバックアップします。② 肺炎や持病悪化による「入院リスク・死亡リスクの大幅減少」
ご高齢の方がインフルエンザに罹患した際、もっとも警戒すべきは肺炎などの合併症や、持病(糖尿病・高血圧・慢性腎臓病など)の急激な悪化です。
海外の3,400万例以上を対象とした大規模な医学研究データでは、通常の通常ワクチンを接種したグループと比較して、高用量ワクチンを接種したグループは以下の劇的な効果が証明されています。- インフルエンザに関連する肺炎での入院リスク:13.4%減少
- すべての原因を含んだ全体の入院リスク:17.9%減少
- 肺炎やインフルエンザによる最悪の事態(死亡)のリスク:39.9%減少
「ただ感染を防ぐ」という次元を超えて、「冬のあいだ、大切な体を確実に入院や重症化から守る」ための極めて高い臨床的メリットが確認されています。
③ 効率的に高い免疫を作る「筋肉注射」での投与
エフルエルダは、これまでのインフルエンザ予防接種に多かった「皮下注射」ではなく、肩の筋肉に接種する「筋肉注射」を採用しています。
筋肉内には豊富な血管と免疫細胞が集まっているため、4倍の豊富なワクチン成分が効率よくキャッチされ、体に長持ちする強い防衛組織を整えることができます。国内の試験でも、皮下接種より高い免疫反応が確認されています。⚠️ 副反応についてもしっかりとお伝えします
成分が4倍と強力なため、注射した部分の痛み(約4割の方に報告があります)、赤み、腫れ、あるいは一時的なだるさ(倦怠感)や頭痛などが、従来の通常ワクチンに比べてやや出やすい傾向があります。
しかし、これらは「体がしっかりとインフルエンザと戦う準備を始めている証拠(生体反応)」です。ほとんどの場合は1〜3日以内に自然と綺麗に治まります。また、後遺症を残すような重大な副反応の発生頻度については、通常のワクチンと変わらない安全性が確認されていますので、どうぞ安心してご検討ください。2026年、国の定期接種にも導入される信頼性
その圧倒的な有効性と安全性のデータが認められ、厚生労働省の審議会でも、2026年10月より「75歳以上の方を対象とした定期接種ワクチン」として公費の助成対象に組み込まれる方針が了承されました。国がその実力を認めたお墨付きのワクチンです。
💡 特に以下に該当する方には、エフルエルダの接種を強くおすすめします:
- 75歳以上のご高齢の方(今年度からの定期接種対象です)
- 60歳〜74歳で、糖尿病・高血圧・呼吸器疾患(喘息・COPD)・慢性腎臓病などの持病をお持ちの方
- 冬場に体調を崩しやすく、絶対に肺炎や入院などのリスクを回避したい方
- ご高齢の家族と同居されており、家庭内での感染拡大を確実に防ぎたい方
当院で「エフルエルダ」の接種予約を受付中です!
ご自身の健康な毎日のため、そして大切なご家族に安心を届けるために、確かな医学データに裏付けられた最新の予防対策を始めませんか?今年の冬を元気に笑顔で乗り切るために、当院が全力でサポートいたします。
費用、接種開始スケジュール、予約方法に関するご不明点は、当院の受付窓口またはお電話、公式LINEまでお気軽にお問い合わせください。医師への事前相談も随時承っております。
2026.05.20
脱毛予約開始します!
# 朋クリニック 医療脱毛予約開始ブログ HTMLコード
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朋クリニックでは、令和8年6月1日より医療脱毛の予約受付を開始いたします。対象部位は顔面・腕・足です。医療機関ならではの安心感と丁寧なカウンセリングで、初めての方にも安心してご相談いただけます。
医療脱毛予約受付スタート
朋クリニックでは、顔面・腕・足に特化した医療脱毛の予約受付を開始いたします。
医師管理のもと、安全面に配慮しながら施術を行います。
対象部位
顔面脱毛腕脱毛足脱毛朋クリニックの医療脱毛の特徴
医療機関ならではの安心感
医療脱毛は医療機関のみで施行できるレーザー脱毛です。
お肌の状態を確認しながら、安全性に配慮して施術を行います。自己処理による肌荒れ対策にも
カミソリ負けや毛穴トラブルなど、自己処理による肌への負担軽減も期待できます。
このような方におすすめ
顔のうぶ毛が気になる方腕や足の自己処理を減らしたい方
医療機関で安心して脱毛を受けたい方
初めて医療脱毛を受ける方
ご予約について
令和8年6月1日より予約受付開始となります。
無料カウンセリングも実施しておりますので、お気軽にご相談ください。朋クリニック
〒673-0001
兵庫県明石市明南町1-4-8
TEL:078-923-3456“`
2026.05.19
【2026年】新型コロナワクチン接種は必要?
✅ 監修:朋クリニック 内科専門医(血液内科専門医・神経内科専門医 5名在籍)📋 この記事でわかること- コロナ5類移行後も毎年2万人以上が亡くなっている現実
- 「ワクチンは必要ない」「副作用が怖い」という疑問への医師の回答
- 定期接種の対象者・費用・時期・接種の流れ
- 朋クリニックでワクチン接種を受けるメリット
⚠️ 最新情報
コロナ5類移行から3年が経ちましたが、2025年も年間2万人以上が新型コロナで亡くなっています。
死者の65歳以上が97%・80歳以上が79%を占めており、高齢者や基礎疾患のある方にとって、コロナは今もなお命に関わる感染症です。コロナ5類移行3年、今の状況は?
2023年5月に新型コロナウイルスが感染症法上の「5類」に移行してから、3年が経ちました。大きな流行は起きていないものの、コロナが「終わった病気」になったわけではありません。
厚生労働省のデータによると、2025年1〜11月の新型コロナによる死者数は2万429人に上りました。2022年の4万7,638人から半減したとはいえ、依然として毎年2万人規模の方が亡くなっているのが現実です。
▲ コロナによる年間死亡者数の推移。減少傾向にあるが、今も毎年2万人以上が亡くなっている。
亡くなっているのは誰?
2024年のデータでは、死者の65歳以上が97%、80歳以上が79%を占めています。また、近年の死亡理由は「激しい肺炎」から変化しており、感染後に糖尿病・心不全などの持病が悪化し、多臓器不全で亡くなるケースが増えています。
名古屋大学の山本尚範講師(救急医学)は「新型コロナは持病を悪化させる引き金になっている」と指摘しています。高血圧・糖尿病・心臓病・腎臓病などの基礎疾患をお持ちの方は、特に注意が必要です。
🔴 特にリスクが高い方- 65歳以上の高齢者(死者の97%を占める)
- 糖尿病・高血圧・心不全・腎臓病などの基礎疾患をお持ちの方
- 60〜64歳で重い基礎疾患がある方
- 免疫が低下している方(がん治療中・透析中など)
「ワクチンは打ちたくない」という方へ
コロナワクチンに対して、さまざまな疑問や不安をお持ちの方がいらっしゃることは、私も十分理解しています。「副作用が怖い」「毎年打たなければいけないのか」「もう免疫があるから大丈夫では?」——こうした声は、患者さんから日々お聞きします。
ここでは、よくある疑問に対して、医師として正直にお答えします。
▲ 「副作用が心配」「毎年必要?」——患者さんの疑問に、朋クリニックの医師が丁寧にお答えします。
よくある疑問と医師の回答
患者さんの疑問 医師からの回答 副作用が怖い 接種後の腕の痛みや発熱などは多くの方に見られますが、重篤な副作用は非常にまれです。一方、コロナに感染して重症化するリスクは、副作用のリスクをはるかに上回ります。副作用が心配な方は、接種前に医師にご相談ください。 もう免疫があるから大丈夫では? 感染やワクチンで得た免疫は時間とともに低下します。特に高齢者では免疫の持続期間が短い傾向があります。定期的な接種で免疫を維持することが重要です。 毎年打たなきゃいけないの? 定期接種は年1回・秋以降の実施です。インフルエンザワクチンと同様に、毎年秋に接種することで冬の流行期に備えることができます。 コロナはもう軽症では? 若くて健康な方には軽症が多いですが、高齢者や基礎疾患のある方は今も重症化・死亡のリスクが高いです。「自分は大丈夫」という過信が、命取りになることがあります。 接種しないという選択肢は? もちろん、最終的な判断はご本人・ご家族にあります。ただし、リスクとベネフィットを正しく理解した上で判断していただきたいと思います。不安なことは何でもご相談ください。 💬 朋クリニックからのメッセージ
「打ちたくない」という気持ちを否定するつもりはありません。ただ、毎年2万人以上が亡くなっているという現実を、ぜひ知っていただきたいのです。ワクチンは「命を守るための選択肢」のひとつです。迷っている方は、まず一度ご相談ください。2026年版 コロナワクチン定期接種の詳細
現在の新型コロナワクチン定期接種は、インフルエンザワクチンと同様に毎年秋以降に1回実施されます。公費助成があるため、自己負担額は比較的少なく接種できます。
▲ コロナワクチン定期接種の流れ。年1回・秋以降に実施。公費助成で自己負担は数千円程度。
接種対象者
対象者 内容 65歳以上の高齢者 毎年秋以降に1回。各自治体から接種券が送付されます。 60〜64歳で重い基礎疾患がある方 心臓・腎臓・呼吸器の機能に重篤な障害がある方など。医師の判断が必要な場合があります。 上記以外の方(任意接種) 定期接種の対象外でも任意接種として受けられます。自己負担となりますが、ご希望の方はご相談ください。 接種の流れ
- 接種券の確認:自治体から送付される接種券を手元に用意する
- 医療機関に予約:朋クリニックにお電話またはWeb予約
- 問診・接種前確認:医師が体調・アレルギー・持病を確認
- ワクチン接種:所要時間は数分。痛みは軽微です
- 接種後15〜30分の経過観察:院内で様子を見てからご帰宅
- 接種後の相談:気になる症状があれば、いつでもご連絡ください
💰 費用の目安(2026年度)
定期接種対象者(65歳以上など)は公費助成あり。自己負担は各自治体により異なりますが、数千円程度が目安です。任意接種の場合は全額自己負担となります。詳しくはお住まいの自治体またはクリニックにお問い合わせください。朋クリニックでワクチン接種を受けるメリット
「どこでワクチンを打っても同じでは?」と思われるかもしれません。しかし、かかりつけ医でワクチンを接種することには、大きなメリットがあります。
▲ 朋クリニックでは内科専門医5名が在籍。接種後の健康相談にも丁寧に対応します。
朋クリニックの強み 詳細 内科専門医5名在籍 血液内科専門医・神経内科専門医が5名在籍。基礎疾患をお持ちの方でも安心して接種を受けていただけます。 接種前の丁寧な問診 持病・アレルギー・他のワクチンとの間隔など、一人ひとりの状態を確認してから接種します。 副作用への対応 接種後に気になる症状が出た場合、すぐにご相談いただけます。内科専門医が適切に対応します。 常時2診体制 内科・整形外科の常時2診体制。待ち時間を短縮し、スムーズに接種を受けていただけます。 かかりつけ医として継続管理 ワクチン接種だけでなく、基礎疾患の管理・健康相談・他のワクチン(インフルエンザなど)も一括対応。 まとめ:コロナは「終わった病気」ではありません
📌 この記事のまとめ- コロナ5類移行後も、毎年2万人以上が亡くなっている
- 死者の65歳以上が97%。高齢者・基礎疾患のある方は特に注意
- 近年の死因は「多臓器不全」が増加。コロナは持病を悪化させる引き金になる
- 副作用への不安は理解できるが、重症化リスクと比較して判断することが大切
- 定期接種は年1回・秋以降。65歳以上は公費助成あり
- 迷っている方は、まず朋クリニックにご相談ください
「ワクチンを打つかどうか」は、最終的にはご本人の判断です。ただ、私たち医師として伝えたいのは、正しい情報をもとに判断してほしいということです。「なんとなく怖い」「SNSで悪い情報を見た」という理由だけで接種を避けることで、命を落とすリスクが高まる可能性があります。
朋クリニックでは、ワクチンに関するご不安・ご質問に、時間をかけて丁寧にお答えします。「接種するかどうか迷っている」という段階でも、ぜひ一度ご来院ください。
※ 本記事は朋クリニック内科専門医が監修した医療情報です。個別の症状・治療については必ず医師にご相談ください。ワクチン接種の可否は、問診・診察の結果によって判断されます。
2026.05.08
スポーツで怪我をした!
この記事は特にこんな方へ
総体・全国大会・インターハイを目指す学生アスリートと、その保護者・指導者の方📋 この記事でわかること
- 怪我直後に「アイシング」が正しい場面・間違っている場面
- 「2週間以上冷やし続ける」が回復を遅らせる理由
- いつから「温める」「動かす」に切り替えるべきか
- 早期リハビリ(PEACE & LOVE)の考え方
- 超音波治療・治打撲一方の活用法
- スポーツ選手が漢方薬を使う際のドーピング注意点
- 朋クリニックへの受診・Web予約の方法
こんにちは、朋クリニックの医師です。今回は、総体・全国大会・インターハイを目指す学生アスリートの皆さんに向けて、怪我をしたときの「正しい初期対応」についてお話しします。
「捻挫したら、とにかく冷やす」「痛みがなくなるまで安静にする」——そう信じている選手や保護者の方は、まだまだ多いと思います。しかし、その「常識」が、あなたの回復を遅らせているかもしれません。
⚠️ こんな経験はありませんか?捻挫して2週間、3週間が経つのに、まだ腫れが引かない。毎日アイシングを続けているのに、なかなか良くならない。大事な大会が近いのに、練習に復帰できない——そのケアの方法、一度見直してみませんか?
朋クリニックでは、怪我をしたあとに「とにかく安静」「とにかく冷やす」「痛みがなくなるまで動かさない」という考え方ではなく、できるだけ早い段階から、状態に応じたリハビリテーションを始めることを大切にしています。
アイシングが「正しい」場面と「間違い」の場面アイシングは「悪いもの」ではありません。使う時期と目的を正しく理解することが大切です。
▲ 急性期(受傷直後〜48時間)の正しいケア。氷は必ずタオルを介して当てること。まず骨折・靭帯損傷の有無を確認することが最優先。
アイシングが有効な場面OK- 怪我をした直後で、痛みが強い・熱感が強い・腫れが急に増えている場合
- 打撲直後で内出血が広がりそうな場合
- 野球の投球後など、運動後に肩や肘が熱を持っている場合
これらの場面では、1回10〜15分程度を目安に短時間のアイシングを行うことが有効な選択肢です。
🚫 絶対にやってはいけないこと氷を直接皮膚に長時間当てると凍傷のリスクがあります。必ずタオルなどを介して行ってください。また、アイシングを始める前に、骨折・靭帯損傷がないかを医師に確認することが最優先です。
アイシングが「逆効果」になる場面注意受傷後2〜3週間が経過しているのに、「まだ腫れているから」と毎日アイシングを続けるのは要注意です。急性期を過ぎた腫れに対して冷やし続けると、局所の血流を低下させ、組織修復に必要な循環を妨げてしまう可能性があります。
💡 腫れ=冷やすは間違い?腫れの原因には、炎症・内出血・滲出液・リンパの流れの悪さ・関節を動かしていないことによる循環不良などがあります。急性期を過ぎた腫れに対しては、冷やし続けるよりも、圧迫・挙上・痛みの範囲内での関節運動・筋肉を使った循環改善・リハビリテーションのほうが重要になることが多いです。
怪我の回復タイムライン:いつ何をすべきか▲ 怪我の回復は3段階で考える。「冷やして安静」で終わらせず、早期から動かすことが大会復帰への近道。
時期 主な症状・状態 朋クリニックの対応方針 急性期
受傷直後〜2日強い痛み・熱感・急激な腫れ・内出血 骨折・靭帯損傷の診断→必要な固定・圧迫・挙上→短時間のアイシング→超音波治療(弱い刺激) 亜急性期
3〜7日熱感・急激な腫れが落ち着いてくる アイシングより圧迫・挙上・関節可動域訓練を重視→サポーター・テーピングで保護しながら早期荷重開始 回復期
1週間以降慢性的な腫れぼったさ・硬さ・筋力低下 温めて血流を促す→リハビリで筋力・バランス・可動域を回復→超音波治療の継続→必要に応じて治打撲一方 「冷やして安静」が大会復帰を遠ざける理由▲ 左:3週間アイシングを続けた場合(関節硬化・筋力低下)/右:早期からリハビリを開始した場合(2週目で復帰準備)
冷やすことで痛みが一時的に軽くなることはあります。しかし、冷やして安静にするだけでは、関節が硬くなり、筋力が落ち、血流も悪くなり、結果として回復が遅れることがあります。
怪我の治療で大切なのは、いつまでも痛みを避けることではなく、時期に応じて安全に動かし、機能を回復させていくことです。
📖 PEACE & LOVE という考え方(British Journal of Sports Medicine)近年のスポーツ医学では、従来のRICE処置(安静・アイシング・圧迫・挙上)だけでなく、PEACE & LOVEという考え方が提唱されています。急性期には保護・圧迫・挙上を行い、その後は「適切な負荷」「血流を促す運動」「運動療法」「リハビリテーション」を重視する流れです。足関節捻挫でも、長期固定より機能的治療(サポーター保護+早期可動域訓練+荷重訓練)のほうが回復・再発予防に有利とされています。
足首の捻挫を例にすると…足関節捻挫で2〜3週間が経過しているにもかかわらず、「まだ少し腫れているから」と毎日アイシングを続けている選手がいます。しかし、その時期に本当に必要なのは多くの場合、冷却ではありません。
- 足首の関節可動域を戻すこと
- 足首まわりの筋肉を使うこと
- ふくらはぎの筋ポンプ作用で循環を改善すること
- 適切に荷重して靭帯・関節に回復の刺激を入れること
- バランストレーニングで再発を予防すること
「怪我してから何週間も経つのに良くならない」
「大会まで時間がない、早く復帰したい」
そんな学生アスリートの方こそ、朋クリニックへ。
当日から状態に応じたリハビリを開始します。🗓 朋クリニックをWeb予約する
整形外科専門医3名在籍・常時2診体制で診療しています怪我当日から始められる「超音波治療」とは朋クリニックでは、骨折や重度損傷が否定でき、痛みの範囲内で安全に動かせる状態であれば、怪我の当日からでも弱い超音波治療を開始することがあります。
✅ 超音波治療の目的と効果超音波治療は、組織の深部に機械的刺激を与えることで、血流改善・細胞活動の促進・炎症反応の調整・組織修復の促進などが期待されています。特に低出力パルス超音波(LIPUS)については、軟部組織損傷や筋骨格系の回復に対して有用性を示す報告があります。ただし、超音波治療だけで怪我が治るわけではありません。正確な診断と時期に応じたリハビリテーションが治療の中心です。
朋クリニックでは、これまで多くの外傷患者さんを診療してきた経験から、怪我のあとに長く冷やし続けるだけの患者さんより、早期からリハビリを開始し、必要に応じて弱い超音波治療などを併用した患者さんのほうが、腫れや炎症の引きが早く、関節の動きや日常生活への復帰もスムーズに感じられることを実感しています。
打撲・捻挫後の回復を助ける漢方薬「治打撲一方」打撲や捻挫のあとに、腫れ・内出血・皮下出血・鈍い痛み・重だるさが残る場合には、漢方薬の「治打撲一方(じだぼくいっぽう)」という選択肢もあります。
💊 治打撲一方が向いているケース- 打撲後に青あざがなかなか引かない
- 捻挫後に腫れぼったさが残る
- ズーンとした痛みが続く
- 冷やしてもあまり変わらない
朋クリニックでは、治打撲一方を「冷やし続ける治療」から「治していく治療」へ切り替える場面で検討しやすい薬の一つと考えています。
🚨 スポーツ選手は必ず確認!漢方薬とドーピング「漢方薬だから安全」「自然由来だからドーピングに関係ない」とは言い切れません。日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の関連サイトでも、禁止物質を含む漢方薬があること、また漢方薬はすべての含有物質が明らかになっているわけではないため「禁止物質を含まない」と断定できない場合があると説明されています。
総体・インターハイ・国体・大学スポーツなどドーピング検査を受ける可能性がある選手は、漢方薬を自己判断で内服しないこと。必ずスポーツファーマシスト・チームドクター・医師に確認したうえで使用してください。
よくある質問捻挫したらすぐ病院に行くべきですか?強い痛み・著明な腫れ・変形・歩けないほどの痛み・関節の不安定感・しびれがある場合は、まずレントゲンやエコーで骨折・靭帯損傷・血腫などを確認する必要があります。「ただの捻挫だろう」と自己判断せず、早めに受診することで正確な診断と早期治療が可能になります。投球後の肩・肘はアイシングしていいですか?投球後に肩や肘に明らかな熱感・張り・ズキズキ感がある場合は、短時間のアイシングで熱感を落ち着かせることがあります。ただし、アイシングだけで解決しようとするのは危険です。投球数の管理・フォーム・肩甲骨や体幹の使い方・柔軟性・筋力・睡眠・栄養・クールダウンが肩・肘障害予防の本質です。怪我してすぐリハビリを始めても大丈夫ですか?骨折・重度靭帯損傷が否定でき、痛みの範囲内で安全に動かせる状態であれば、早期からリハビリを始めることは医学的に理にかなっています。ただし、自己判断で動かし始めるのではなく、必ず医師の診察のもとで判断することが大切です。朋クリニックでは、当日から状態に応じたリハビリを開始することがあります。サポーターやテーピングはいつまで続けますか?怪我の種類・程度・回復状況・競技の特性によって異なります。「痛みがなくなったら外す」のではなく、関節の安定性・筋力・バランス能力が回復したかどうかで判断することが大切です。再発予防のためにも、医師・理学療法士と相談しながら進めましょう。朋クリニックの整形外科・スポーツ外傷への対応▲ 朋クリニックでは整形外科専門医3名が在籍。X線・超音波治療・リハビリ設備を備え、学生アスリートの早期復帰をサポートします。
朋クリニックでは、怪我をした直後から、単に「冷やしてください」で終わるのではなく、骨折や重度損傷がないかを確認したうえで、必要な固定・圧迫・アイシング、そして早期リハビリテーションを組み合わせて治療を行います。
怪我を早く、きれいに、機能的に治していくためには、「冷やすか、温めるか」だけではなく、「いつから、どの程度動かすか」「どの組織が傷んでいるか」「どの治療を組み合わせるか」を見極めることが重要です。
朋クリニックでは、患者さん一人ひとりの怪我の状態を確認しながら、急性期の痛みを抑える治療と、早期回復を目指すリハビリテーションを組み合わせて、できるだけ早く日常生活やスポーツに戻れるようサポートしています。
※眼科、産婦人科、歯科は当院では対応しておりませんので、あらかじめご了承ください。
まとめ|怪我したときに覚えておきたい3つのこと1まず正確な診断を受ける骨折・靭帯損傷の有無を確認することが最優先。自己判断で「ただの捻挫」と決めつけない。2アイシングは急性期の「短時間」だけ受傷直後の熱感・痛みに対して1回10〜15分。2〜3週間も冷やし続けるのは逆効果になることがある。3早期から「温めて・動かして・治す」急性期を過ぎたら、温めること・血流を促すこと・リハビリで関節と筋肉の機能を回復させることが大会復帰への近道。📝 この記事のまとめ
- アイシングは急性期の短時間に有効。2〜3週間の継続は基本的に不要。
- 急性期を過ぎたら温める・動かす・リハビリに切り替えることが重要。
- 早期リハビリ(PEACE & LOVE)が大会復帰を早める。
- 超音波治療・治打撲一方も回復を助ける選択肢。
- スポーツ選手の漢方薬使用はドーピング確認が必須。
- 朋クリニックでは当日から状態に応じたリハビリを開始。
※ 本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。症状がある場合は、必ず医療機関を受診してください。
2026.05.05
しびれとビタミンB
こんにちは。朋クリニックです。
日々の診療の中で、患者さんから「手足がしびれる」「足の裏に紙が1枚挟まっているような感覚がある」といったご相談をよく受けます。そして、お薬手帳を見せていただくと、「メチコバール」などのビタミンBのお薬を飲まれている方が非常に多いことに気づきます。
「しびれにはビタミンBが良いと聞いて飲んでいるけれど、どうして効くの?」
今回は、そんな患者さんの素朴な疑問にお答えしながら、神経痛やしびれの本当の原因と、当院での治療の考え方についてお話ししたいと思います。📝 この記事のポイント
- ビタミンBは「神経の修復」や「エネルギー補給」を助ける栄養素です。
- 飲んですぐに痛みが消える痛み止めとは違い、ゆっくりと回復を支えます。
- サプリメント(特にビタミンB6)の摂りすぎは、逆にしびれの原因になることがあります。
- しびれの原因は様々です。お薬だけでなく、リハビリを含めた根本的な治療が大切です。
⚠️ こんな症状は早めに受診を「急に片側の手足が動かしにくくなった」「ろれつが回らない」「歩きにくい」「排尿・排便の異常がある」といった症状は、脳や脊髄の重大な病気のサインかもしれません。様子を見ずに、早急に医療機関をご受診ください。
なぜ、しびれにビタミンBが処方されるの?筋肉や関節の痛みとは違い、神経痛やしびれは「神経そのもの」が圧迫されたり、傷ついたりすることで起こります。ビリビリ、ジンジンするような不快な感覚です。
たとえば、こんな症状に心当たりはありませんか?
- 手足がビリビリ・ジンジンする
- 足の裏に紙が1枚挟まっているような感覚がある
- 電気が走るように痛い
- 手先・足先の感覚が鈍い
- 長く歩くと足がしびれる
- 首や腰から手足に痛みが走る
このような症状は、体のすみずみまで走っている「末梢神経」が弱ったり、圧迫されたりすることで起こります。
ビタミンB群は、私たちの体の中で「神経を修復する材料」や「神経を動かすためのエネルギー」として働いています。だからこそ、神経が弱っている時にビタミンBを補うことで、神経の回復を後押しできるのです。
3つのビタミンB、それぞれの役割神経に関係するビタミンBには、主に3つの種類があります。
- ビタミンB1(神経のエネルギー源):
神経は体の中でも特にエネルギーを使います。B1は糖分からエネルギーを作り出し、神経がしっかり働くための「燃料」になります。不足すると、脚気に代表されるような手足のしびれや筋力低下が起こることがあります。 - ビタミンB6(情報伝達のサポート):
神経同士が情報をやり取りするための「神経伝達物質」の合成に関わります。これが不足すると、痛みに敏感になったり、しびれを感じやすくなったりします。 - ビタミンB12(神経のカバーの修復):
しびれの治療で一番よく使われるのがこれです(メチコバールなど)。神経は電線のように「ミエリン」というカバーで覆われています。B12は、この傷ついたカバーを修復するのを助けてくれます。
特にビタミンB12欠乏による神経症状は、「血液検査で貧血がないから大丈夫」とは言い切れないことがあります。貧血が目立たない段階でも、しびれや感覚低下などの神経症状が先に出てくることがあるため、注意が必要です。
知っておいてほしい「お薬」と「サプリ」の注意点ビタミンBのお薬を飲むときに、患者さんに知っておいていただきたいことが2つあります。
1. 痛み止めのように「すぐには効かない」ロキソニンなどの痛み止めは、飲んでしばらくすると痛みが和らぎますよね。でも、ビタミンBは「神経の回復をゆっくり助ける」お薬です。飲んですぐに劇的にしびれが消えるわけではなく、数週間から数ヶ月かけて少しずつ変化を見ていくものになります。「1日飲んだけど効かなかった」とやめてしまわず、継続して使うことが大切です。
2. サプリメントの「飲みすぎ」に注意「ビタミンだから、たくさん飲めば飲むほど体に良いはず」と思われるかもしれませんが、実はビタミンB6の摂りすぎには注意が必要です。
ビタミンB6は「不足してもしびれが出る」のですが、「過剰に摂りすぎてもしびれ(末梢神経障害)が出る」ことがわかっています。複数のサプリメントや栄養ドリンクを毎日たくさん飲んでいる方は、知らず知らずのうちに摂りすぎていることがあります。神経痛を良くしようとして飲んでいたものが、逆にしびれの原因になることもあるので、注意してください。
ビタミンB群は、毎日の食事からバランスよく摂るのが一番自然です。
- ビタミンB1が多い食品:豚肉、玄米、大豆、うなぎ
- ビタミンB6が多い食品:魚、鶏肉、バナナ、ブロッコリー
- ビタミンB12が多い食品:貝類、レバー、魚介類、卵、乳製品
特にビタミンB12は動物性食品に多く含まれるため、菜食傾向の方や、胃の手術後の方、胃薬を長期に飲んでいる方、高齢の方などは不足しやすいので注意が必要です。
ビタミンBだけでは治らない?本当の原因を見つける大切さここまでビタミンBの良いところをお話ししてきましたが、実は「すべてのしびれがビタミンBだけで治るわけではない」ということも、正直にお伝えしなければなりません。
しびれの原因は、人によって全く違います。たとえば——
- 腰部脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア:腰の骨が神経を圧迫しています。ビタミンBを飲んでも「圧迫」そのものは取れません。
- 手根管症候群・肘部管症候群:手首や肘で神経が圧迫されています。
- 糖尿病性神経障害:血糖の異常が神経を傷めています。血糖コントロールが最優先です。
- 頚椎症性神経根症:首の骨の変形が神経に影響しています。
- 帯状疱疹後神経痛:ウイルス感染後の神経の傷みです。
これらはすべて「しびれ・ピリピリ・ジンジン」として現れますが、原因は全く違います。原因によって必要な治療も変わってきます。
神経は「圧迫」や「引き伸ばし」に弱い組織です。そのため、お薬だけでなく、リハビリテーションで姿勢や筋肉のバランスを整え、神経への負担を減らしてあげることが、しびれの改善にはとても効果的です。ビタミンBで神経の回復を支えながら、リハビリで神経に負担がかかりにくい体に整えていく——この組み合わせが、慢性的なしびれや神経痛にはとても大切です。
朋クリニックの治療方針「とりあえず、しびれ止めのお薬を出しておきますね」で終わらせないのが、私たちの診療方針です。
朋クリニックには、内科と整形外科の専門医が複数在籍しており、常に2診体制で診療を行っています。内科の視点(糖尿病や血流、栄養不足などはないか?)と、整形外科の視点(首や腰で神経が圧迫されていないか?)の両方から、患者さんのしびれの「本当の原因」を探ります。
必要に応じて、血液検査・レントゲン・エコー・神経学的診察などを組み合わせ、「どこの神経が、なぜ障害されているのか」を見極めます。その上で、ビタミンBのお薬・リハビリテーション・消炎鎮痛薬・神経障害性疼痛治療薬・ブロック注射・生活指導などを組み合わせた、患者さん一人ひとりに合った治療をご提案します。
※当院では、内科(血液内科・神経内科専門医5名)、整形外科(整形外科専門医3名)が対応いたします。常時内科1診・整形外科1診の2診体制です。眼科、産婦人科、歯科の診療は行っておりません。
しびれや痛み、一人で悩まないでください「ずっと手足がジンジンしている」「歩くと足がしびれてつらい」
「糖尿病があって、しびれが気になる」
そんな症状があれば、自己判断でサプリメントに頼る前に、一度私たちにご相談ください。
Web予約をご利用いただくと、スムーズにご案内が可能です。※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としています。症状には個人差がありますので、気になる症状がある場合は必ず医療機関をご受診ください。
2026.05.04

