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    マダニに噛まれたら

    マダニに噛まれたら命の危険!SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の恐ろしい実態と対策法

    はじめに:なぜ今、SFTSが注目されているのか?

    最近、アウトドア活動が盛んになる中で、マダニによる感染症SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の報告が急増しています。2023年には過去最高の133名の患者が報告されており、もはや他人事ではありません。

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    SFTSとは?基本知識を分かりやすく解説

    SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の基本情報

    重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome:SFTS)は、主にSFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることにより感染するダニ媒介感染症です。

    重要なポイント:

    – 致命率は国内では27%と報告されている
    – 感染症法では四類感染症に位置付けられています
    – 2013年から日本で確認され始めた比較的新しい感染症

    なぜこんなに危険なのか?

    SFTSが恐ろしい理由は**致死率の高さ**にあります。東京都感染症情報センターの報告では、致死率は約27%と非常に高く、早期の医療対応が生命を左右します。

    これは、一般的なインフルエンザの致死率(0.1%未満)と比較すると、その危険性がよく分かります。

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    感染経路:どのようにして感染するのか?

    主な感染経路

    1. マダニからの直接感染(最も多い)
    – ウイルスを保有するマダニの刺咬
    – 日本では少なくともフタトゲチマダニとキチマダニがヒトへの感染に関与している
    1. 動物からの感染
    – SFTSを発症したネコやイヌなどの伴侶動物に咬まれる、体液等に直接触れる
    – 実際に、猫に咬まれたことが原因でヒトがSFTSウイルスに感染した事例が報告されています

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    症状:早期発見のための警告サイン

    初期症状(感染後6-14日)

    発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)を主徴とし、時に、腹痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴う

    チェックリスト:

    – ✓ 38度以上の発熱
    – ✓ 吐き気・嘔吐
    – ✓ 下痢・腹痛
    – ✓ 全身のだるさ
    – ✓ 食欲不振

    重症化のサイン

    – 意識障害・けいれん
    – 呼吸困難
    – 出血症状(歯肉出血、紫斑、下血)
    – ショック状態

    ⚠️ 緊急受診が必要な症状
    上記の重症化サインが一つでも現れたら、**直ちに救急外来を受診**してください。


    検査と診断:どこで・どのように調べるのか?

    血液検査での異常所見

    血液所見では、血小板減少(10万/㎣未満)、白血球減少(4000/㎣未満)、血清酵素(AST、ALT、LDH)の上昇が認められる

     

    確定診断の方法

    – SFTSウイルス遺伝子の検出(PCR検査)
    – 抗体検査による診断

    診断可能な医療機関
    SFTSが疑われる場合には、最寄りの保健所にご相談ください

     

    治療法:2024年に画期的な変化が!

    従来の治療

    長い間、SFTSには対症療法のみで、根本的な治療薬がありませんでした。

    新薬の登場:ファビピラビル(アビガン)

    朗報:2024年6月に抗ウイルス薬(ファビピラビル)が承認されており、病状の進行が予期される場合には使用が検討されます

    2024年6月24日にファビピラビルがSFTSの適応追加の承認がされた

    重要:早期治療が効果的なため、疑いがある場合は即座に医療機関を受診することが大切です。


    予防対策:自分と家族を守る方法

    マダニ対策の基本

    服装による防護

    – 長袖・長ズボンの着用
    – 明るい色の服(マダニの付着が見つけやすい)
    – シャツの裾はズボンに、ズボンの裾は靴下に入れる
    – 帽子・手袋の着用

    忌避剤の使用

    現在、ディート、イカリジンの2種類の有効成分の忌避剤が市販されています

    注意:忌避剤は、マダニの付着を完全に防ぐわけではありません。他の防護手段と組み合わせて使用しましょう

    活動後のチェック

     

    帰宅後の確認ポイント

    – 首まわり
    – 耳の後ろ
    – 脇の下
    – 足の付け根
    – 手首
    – 膝の裏

    ペットの管理

    – ペットが外から帰宅したらダニがついていないか確認しましょう
    – ペットがマダニに刺されないようダニ駆除剤も有効ですので、獣医師に相談しましょう


     

    発生状況:日本のどこで起きているのか?

    地域分布の拡大

    従来は西日本中心でしたが、2025年は北海道や関東地方でも感染が確認されており、全国的な拡大が懸念されています。現在、29府県で感染地域として報告されています

    2024年12月29日までに全国で患者報告があった都道府県は、東京都、神奈川県、富山県、石川県、福井県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県の31都府県で、西日本を中心に報告されています

    年間発生数の推移

    2021年以降は、毎年100名を超える患者が報告されており、2023年は過去最高の133名の患者が報告されています


     

    マダニに噛まれてしまった場合の対処法

    絶対にやってはいけないこと

    ❌ 無理に引き抜こうとする
    ❌ つぶす
    ❌ アルコールをかける
    ❌ 火を近づける🔥

    正しい対処法

    1. 慌てずに医療機関を受診
    ダニに刺されたときは、無理に引き抜こうとせず、医療機関などで処置をしてもらいましょう
    1. 経過観察
    ダニに刺されたあと数週間は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関を受診しましょう
    1. 受診時の情報提供
    – マダニに噛まれた日時・場所
    – 活動内容
    – ペットとの接触状況


    よくある質問(FAQ)

    Q1: マダニはどこにいるの?

    A:草むら、藪、森林などの自然環境に生息しています。庭や公園にもいる可能性があります。

    Q2: 都市部でも感染する可能性はある?

    A:はい。東京都、神奈川県でも感染報告があり、都市部の公園などでも注意が必要です。

    Q3: ペットから感染することはある?

    A:SFTSウイルスに感染し、発症している犬や猫の血液などの体液に直接触れた場合、ヒトがSFTSウイルスに感染する可能性があります

    Q4: 予防接種はある?

    A: 現在、SFTSに対するワクチンはありません。予防が最も重要です。


     

    まとめ:命を守るために今すべきこと

    重要ポイントの再確認

    1. SFTSは致死率27%の危険な感染症
    1. 2024年から治療薬が使用可能になった
    1. 予防対策の徹底が最も重要
    1. 疑いがある場合は即座に医療機関受診

    今日からできる行動

    – アウトドア活動時の適切な服装
    – 忌避剤の準備・使用
    – 帰宅後の身体チェック
    – ペットの健康管理

    緊急時の連絡先

    – 救急外来:119番
    – 最寄りの保健所
    – かかりつけ医


    SFTSから身を守るために、正しい知識と適切な対策が不可欠です。この情報を家族や友人とも共有し、みんなで安全を守りましょう。**

    疑いがある症状が現れたら、迷わず医療機関を受診してください。早期対応が命を救います。

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    この記事の情報は2025年8月時点のものです。最新の情報については、厚生労働省や国立健康危機管理研究機構の公式サイトをご確認ください。

    関連リンク:

    – [厚生労働省:重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について](https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000169522.html)
    – [国立健康危機管理研究機構:SFTS情報](https://id-info.jihs.go.jp/diseases/sa/sfts/index.html)

    2025.08.19

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    ウレアプラズマ・マイコプラズマ感染症とは?

    性感染症というと、クラミジアや淋菌がよく知られていますが、最近では「ウレアプラズマ」や「マイコプラズマ」といったあまり知られていない細菌による感染症も注目されています。

    これらの菌は非常に小さく、通常の細菌とは異なり、粘膜の奥深くに感染しやすいため、症状が出にくく、検査でも見つかりにくい特徴があります。


    ウレアプラズマとは?

    ウレアプラズマ(Ureaplasma)は、尿道や子宮頸部などに感染し、炎症や不妊の原因になることがある非常に小さな細菌です。

    マイコプラズマとは?

    マイコプラズマ・ジェニタリウム(Mycoplasma genitalium)は、男性では尿道炎、女性では子宮頸管炎や骨盤内炎症(PID)の原因となる性感染症のひとつです。

    いずれも性行為を介して感染するため、パートナーとの間で無症状のまま感染が広がる可能性があります。


    こんな症状があるときは要注意

    • 排尿時の違和感や軽い痛み
    • 性器のかゆみ・軽い炎症
    • 透明〜白色のおりものの増加
    • なんとなく不快感が続く

    多くの方が無症状または軽い違和感だけで済ませてしまうため、感染に気づかず放置してしまうことが多いのが現実です。
    放っておくと不妊や早産など、将来的な健康への影響も懸念されます。


    検査と治療について

    通常の検査では見つかりません

    クラミジアや淋菌の検査では、ウレアプラズマやマイコプラズマは検出できません。
    正確な診断にはPCR法などの専門的な検査が必要です。

    抗生物質による治療

    これらの感染症は抗生物質で治療が可能ですが、菌によっては薬が効きにくい(耐性菌)場合もあります。
    そのため、治療薬の選択は慎重に行う必要があります。


    パートナーとの同時検査・治療が大切

    ウレアプラズマやマイコプラズマは、無症状でも感染していることがあり、パートナー間で感染を繰り返す(ピンポン感染)リスクがあります。

    再発や長期化を防ぐためには、お二人で一緒に検査・治療を受けることが非常に重要です。


    こんな方におすすめの検査です

    • クラミジア・淋菌は陰性だったが症状が続く
    • 原因不明の尿道炎や膣炎がある
    • 妊娠を希望している・不妊治療中
    • パートナーに性感染症の既往がある

    朋クリニックでは

    当院では、プライバシーに十分配慮した診療と、必要に応じた検査・治療を行っております。

    「なんとなく不安」「一度しっかり検査したい」そんな方も、安心してご相談ください。


    ご予約・お問い合わせ

    📞 お電話:078-923-3456
    📩 WEB予約:こちらをクリック


    まとめ

    ウレアプラズマ・マイコプラズマ感染症は、気づきにくくても確実に存在する性感染症です。
    早期の検査・治療で、ご自身もパートナーも健康を守ることができます。

    朋クリニックは、あなたの体と未来を守るパートナーです。

    2025.08.01

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    梅毒の治療

    即日完了できる梅毒治療「ステルイズ」とは?

    飲み薬との違いや治療の流れ、予防法まで詳しく解説!
    梅毒は近年、感染者数が急増している性感染症の一つです。
    かつては「数週間の飲み薬治療」が一般的でしたが、2021〜2022年に日本でも「注射による即日治療(ステルイズ)」が可能となりました。

    この記事では、梅毒の治療方法や注射薬と飲み薬の違い、さらには予防薬についてもわかりやすく解説します。

    この記事のポイント
    梅毒は「注射薬(ステルイズ)」で即日治療が可能!

    飲み薬だと治療完了まで約4〜8週間かかる

    性行為の再開は「治癒確認後」が基本

    予防薬「Doxy PEP」で梅毒の予防も可能!

    目次
    梅毒ってどんな病気?

    診断から治療完了までの流れ

    注射薬「ステルイズ」のメリット

    予防薬「Doxy PEP」とは?

    当院の料金と検査について

    梅毒ってどんな病気?
    梅毒は主に性行為によって感染する性感染症です。
    2021年以降、感染者数が急増しており、オーラルセックスやアナルセックスによる感染も報告されています。

    無症状のまま進行するケースもあり、HIV感染のリスクを高めるため、早期発見・早期治療がとても大切です。

    診断から治療完了までの流れ

    Step1:検査による診断
    即日検査(30分で結果がわかる):感染機会から4週間以降が目安

    通常検査(RPR・TP):結果は4〜5営業日後

    Step2:治療開始(注射または内服)

    注射薬「ステルイズ」であれば、採血と同日に治療完了

    飲み薬(アモキシシリン等)の場合は、最低2〜4週間以上の服薬が必要

    Step3:治癒確認(再検査)治療後2〜4週間後に採血を行い、治癒を確認

    性行為の再開は「治癒が確認された後」が原則

    注射薬「ステルイズ」のメリット
    圧倒的な即日治療の利便性
    当院では9割以上の患者様が注射治療を希望

    飲み薬より治療完了が早く、精神的負担も少ない

    飲み忘れや飲み続けられないリスクがない

    副作用について
    約30%の方に、治療開始後24時間以内に発熱・倦怠感・頭痛などが起こることがあります(※ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応)

    正常な反応であり、通常は自然に軽快します

    予防薬「Doxy PEP」とは?
    梅毒・淋病・クラミジアなどは、性行為後72時間以内に「ドキシサイクリン200mg」を服用することで高確率で予防が可能です。

    感染症 予防効果
    梅毒 約87%
    クラミジア 約88%
    淋病 約55%

    当院では、医師がリスクとベネフィットを丁寧に説明し、患者様ごとに適応を検討しています。

    最後に:当院からのメッセージ

    梅毒は「感染していても症状がない」ことも多く、知らないうちに周囲に感染させてしまうリスクがあります。
    当院では、即日で完了するステルイズ注射を中心に、確実な治療と予防のサポートを行っています。

    梅毒に関するお悩みや不安があれば、お気軽にご相談ください。

    2025.07.28

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    背中が痛い

    🔍背中の痛み、ちょっと待って!単なる疲れじゃないかも

    ちょっと考えてみてください: その背中の痛み、本当にただの疲れですか?実は重大な病気が隠れているかもしれません。

    🤔みんなやりがち!背中の痛みを軽く考えてしまう理由

    背中が痛くなったとき、皆さんはどう思いますか?

    「あー、また疲れてるなぁ」「きっと寝違えただけだろう」「歳だから仕方ないか…」

    実は、こんな風に考えてしまうのはごく自然なことです。でも、ちょっと待ってください。

    なぜ見過ごしてしまうのか

    • よくある症状だから みんな経験するので「普通のこと」と思いがち
    • 痛い場所と病気の場所が違う 心臓の病気なのに背中が痛むなんて想像できない
    • 最初は軽い痛みから 「まだ大丈夫」と思って放置
    • 他に症状がない 背中以外は普通だから安心してしまう

    でも実際には、背中の痛みに生命に関わる病気が隠れていることがあるんです。

    💔え、そんな病気が?背中の痛みに潜む怖い病気たち

    ❤️心臓の病気

    狭心症・心筋梗塞

    「えっ、心臓の病気なのに背中が痛むの?」と驚かれる方も多いですが、実はよくあることなんです。

    • どこが痛む? 左の肩甲骨周辺から背中にかけて
    • なぜ背中が? 心臓と背中の神経が同じルートを通っているから
    • こんな時は要注意: 胸苦しさと一緒に背中も痛む、冷や汗、左腕への痛み

    大動脈解離

    これは本当に怖い病気です。血管が裂けてしまう状態で、すぐに手術が必要になることも。

    • 痛みの特徴: 背中から腰にかけて、まるで引き裂かれるような激痛
    • 患者さんの表現: 「人生で一番痛い」「バットで殴られたような痛み」

    🫁肺の病気

    肺がん

    タバコを吸わない方でも肺がんになることがあります。肩甲骨の辺りがじわじわ痛くなることがあります。

    • 長引く咳と一緒に背中も痛む
    • だんだん痛みが強くなってくる
    • 痰に血が混じることがある

    🔴腎臓の病気

    腎結石

    これはもう、経験した人なら分かる「七転八倒の痛み」です。

    • 痛み方: わき腹から背中にかけて、波のように激痛がやってくる
    • よくある症状: おしっこに血が混じる、吐き気がする

    🟡お腹の中の病気

    膵炎(すいえん)

    お腹の奥にある膵臓という臓器の炎症ですが、背中にズキンと響くような痛みが特徴です。

    • 上のお腹から背中に貫くような痛み
    • 前かがみになると少し楽になる
    • 脂っこいものを食べた後に悪化することが多い

    胆石症

    胆囊に石ができる病気ですが、不思議なことに右の肩甲骨辺りが痛くなります。

    • 右の肩甲骨から背中にかけての痛み
    • 特に脂っこい食事の後
    • 「右肩がこってるのかな?」と勘違いしやすい

    🧠なんで違う場所が痛むの?関連痛のふしぎ

    「心臓の病気なのに、なんで背中が痛むの?」って思いませんか?これには実はちゃんとした理由があるんです。

    関連痛のしくみ
    私たちの体の中では、内臓と皮膚・筋肉が同じ「神経の道」を使っています。脳は痛み信号を受け取ったとき、どこから来たのか正確に判断できないことがあります。

    よくある関連痛のパターン

    本当に悪い場所痛みを感じる場所よくある病気
    心臓左肩甲骨・左腕狭心症、心筋梗塞
    膵臓背中の真ん中膵炎、膵がん
    胆囊右肩甲骨胆石、胆囊炎
    腎臓わき腹から背中腎結石、腎盂腎炎

    🚨これは危険!すぐに病院に行くべき背中の痛み

    今すぐ救急車を呼んでほしい症状

    • 突然の激痛 「人生で一番痛い」と感じるレベル
    • 胸の痛みと一緒 心筋梗塞の可能性
    • 息ができない 肺や心臓に問題がある可能性
    • 高熱 感染症が重篤化している可能性
    • 血尿・血便 内臓に深刻な問題
    • 手足の感覚がおかしい 脊髄に問題がある可能性
    数日以内には受診してほしい症状

    • 夜寝られないほどの痛み 腫瘍の可能性
    • 体重がどんどん減っている がんなどの消耗性疾患
    • 日に日に痛みが強くなる 進行性の病気
    • 特定の姿勢で激痛 内臓の病気の特徴
    • 食事と関係がある 消化器の病気

    🏥朋クリニックでは、こんな風に診察しています

    当院では「きっと疲れでしょう」で終わらせません。背中の痛みの裏に隠れているかもしれない病気を、しっかりと見つけ出すことを心がけています。

    まずはお話をじっくり聞きます

    • 痛み方について: ズキズキ?ジワジワ?チクチク?
    • いつから? 急に始まった?それとも徐々に?
    • 時間との関係: 朝?夜?食事の後?
    • 他の症状: 熱は?吐き気は?しびれは?
    • 過去の病気: 今まで大きな病気をしたことは?

    体を詳しく診察します

    • 痛みの場所を正確に特定
    • 手足の感覚や動きをチェック
    • 心臓や肺の音を聞く
    • お腹を触って内臓の状態を確認

    🔬必要に応じて検査を行います

    基本的な検査

    • 血液検査 炎症や臓器の機能をチェック
    • 尿検査 腎臓や膀胱の病気を調べる
    • 心電図 心臓の状態を確認
    • レントゲン 肺や心臓の大きさを見る
    さらに詳しい検査が必要な場合

    • エコー検査 お腹の中の臓器を詳しく見る
    • CT・MRI より詳細な画像で診断
    • 心エコー 心臓の動きを詳しく調べる
    • 内視鏡 胃や腸の中を直接確認

    👥年代別:こんな病気に要注意

    👨‍💼働き盛りの40-50代男性

    • 心筋梗塞 ストレスや過労で血管に負担
    • 膵炎 お酒の飲みすぎが原因のことも
    • 大動脈解離 高血圧の方は特に注意

    👩‍💼働き盛りの40-50代女性

    • 胆石症 女性ホルモンの影響で起こりやすい
    • 骨粗鬆症 背骨の圧迫骨折
    • 更年期症状 自律神経の乱れによる痛み

    👴👵60代以上の方

    • 各種がん がんができやすい年代
    • 脊椎の変形 神経を圧迫することがある
    • 血管の病気 動脈硬化が進んでいる

    👨‍💻👩‍💻若い世代(20-30代)

    • 腎結石 水分不足や偏った食事が原因
    • 感染症 疲れで免疫力が下がっているとき
    • 外傷 スポーツや事故による内臓損傷

    早く見つけるメリット

    「大げさかも…」と思って受診をためらう気持ち、よく分かります。でも、早めに診てもらうことで得られるメリットは本当に大きいんです。

    命を救える

    • 心筋梗塞 早期治療で心筋の壊死を最小限に
    • がん 早期発見なら完治の可能性が高い
    • 感染症 重篤化する前に治療開始
    普通の生活を続けられる

    • 慢性化を防ぐ 早めの治療で病気の進行を止める
    • 後遺症を避ける 神経の障害などを予防
    • 痛みから解放 根本的な原因を治療

    🛡️普段からできる予防法

    姿勢と運動

    • デスクワーク 椅子の高さやパソコンの位置を調整
    • 立ち仕事 時々足台を使って体重を分散
    • 睡眠 自分に合った枕とマットレス選び
    • ストレッチ 毎日少しずつでも背中を伸ばす
    生活習慣

    • 禁煙 血管や肺の病気リスクを下げる
    • お酒は適度に 膵臓や肝臓を守る
    • バランスの良い食事 生活習慣病を予防
    • ストレス発散 自分なりのリラックス法を見つける

    📞最後に

    背中の痛みって、本当に身近な症状ですよね。だからこそ、つい軽く考えてしまいがちです。

    でも今回お伝えしたように、時には生命に関わる重大な病気が隠れていることもあります。

    「いつもと違うな」「なんか心配だな」

    そう感じたら、遠慮しないでください。私たちは「心配のしすぎかも…」と思っている患者さんも大歓迎です。

    朋クリニックでお待ちしています

    • 経験豊富な医師が総合的に判断します
    • 充実した検査設備で原因をしっかり調べます
    • 専門医との連携で適切な治療につなげます
    • 緊急時の対応もお任せください

    📞お気軽にお問い合わせください

    医療法人社団来朋会 朋クリニック

    📍 兵庫県明石市明南町1-4-8
    📞 078-923-3456
    🌐 https://tomo-clinic.co.jp

    こんなご相談、お待ちしています

    • 「背中が痛くて心配です」
    • 「どんな検査が必要ですか?」
    • 「専門の先生を紹介してもらえますか?」
    • 「急に痛くなったのですが…」
    注意: この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療の代替となるものではありません。背中の痛みや気になる症状については、必ず医師の診察を受けてご相談ください。

    2025.07.21

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    RSウイルスワクチンのすすめ

    🫁RSウイルス感染症とRSワクチンについて

    重要: RSウイルス感染症は重篤な呼吸器症状を引き起こす可能性があります。適切な予防対策が大切です。

    🦠RSウイルス感染症とは?

    RSウイルス(呼吸器合胞体ウイルス)は、主に呼吸器に感染するウイルスです。特に乳幼児や高齢者では重篤な症状を引き起こす可能性があり、注意が必要な感染症です。

    📊感染の特徴

    • 感染力が非常に強い:飛沫感染・接触感染
    • 季節性:秋から春(特に11月〜3月)
    • 再感染:何度でも感染する可能性
    • 潜伏期間:2-8日(通常4-6日)

    ⚠️RSウイルス感染症の重篤性

    🚨深刻な合併症のリスク

    RSウイルス感染症は「ただの風邪」ではありません。以下のような重篤な合併症を引き起こす可能性があります:

    🫁下気道感染症

    • 細気管支炎:乳幼児の入院原因第1位
    • 肺炎:重症化すると人工呼吸器が必要
    • 呼吸不全:生命に関わる危険な状態

    🚑入院が必要になるケース

    • 呼吸困難・無呼吸発作
    • 哺乳不良・脱水症状
    • 高熱の持続
    • 意識レベルの低下

    📈統計データ

    • 乳幼児入院率:RSウイルス感染症の約1-3%
    • 重症化率:早産児や基礎疾患のある児で高率
    • 死亡例:稀だが重篤な基礎疾患がある場合に報告

    👶特に注意が必要な方

    🎯高リスクグループ

    以下の方は、RSウイルス感染症で重篤な症状を起こしやすいため、特に注意が必要です:

    👶乳幼児(特に生後6ヶ月未満)

    • 免疫系が未発達
    • 気道が狭く、炎症で閉塞しやすい
    • 重症化率が最も高い

    🍼早産児・低出生体重児

    • 肺の発育が不十分
    • 免疫力が低い
    • 慢性肺疾患のリスク

    🏥基礎疾患のある方

    • 慢性肺疾患(気管支喘息など)
    • 先天性心疾患
    • 免疫不全症
    • 神経筋疾患

    👴高齢者(65歳以上)

    • 免疫力の低下
    • 基礎疾患の合併
    • 肺炎リスクの増加

    💉RSワクチンについて

    🆕新たな予防の選択肢

    近年、RSウイルス感染症を予防するワクチンが開発され、日本でも使用可能になりました。

    💊RSワクチンの種類

    1. 妊婦向けRSワクチン

    • 妊娠中に接種し、母体の抗体を胎児に移行
    • 生後数ヶ月間の乳児を保護
    • 妊娠24-36週での接種を推奨

    2. 高齢者向けRSワクチン

    • 60歳以上の成人に適応
    • 重症化リスクの軽減
    • 1回接種

    3. 乳幼児向け予防薬(パリビズマブ)

    • 高リスク乳幼児への月1回投与
    • RSウイルス流行期間中の予防投与

    🏥朋クリニックでのRSワクチン接種

    📋接種対象者

    🤰妊婦の方

    • 推奨時期:妊娠24-36週
    • 効果:生後6ヶ月までの乳児を保護
    • 安全性:妊娠中の接種安全性を確認済み

    👴高齢者の方(60歳以上)

    • RSウイルス感染症の重症化予防
    • 特に基礎疾患のある方に推奨
    • インフルエンザワクチンとの同時接種可能

    💊ワクチンの効果

    妊婦接種による乳児保護効果

    • 下気道感染症予防:約75-80%
    • 入院予防効果:約50-60%
    • 重症化予防:約80-90%

    高齢者での効果

    • 症状のある感染予防:約80%
    • 重症化予防:約95%
    • 入院予防:約85%

    📅接種スケジュールと注意点

    🗓️接種タイミング

    対象最適期間接種回数
    妊婦妊娠28-32週1回
    高齢者9-10月(流行期前)年1回

    ⚠️接種できない方

    以下の方は接種をお控えください:

    • ワクチン成分にアレルギーのある方
    • 発熱など急性疾患のある方
    • 妊婦:妊娠24週未満または36週超過
    • 免疫抑制剤使用中の方(要相談)

    🤧RSウイルス感染症の症状

    😷初期症状(1-3日目)

    • 鼻水・鼻づまり
    • 軽い咳
    • 微熱
    • 食欲不振

    🌡️進行期症状(3-7日目)

    • 激しい咳(特に夜間)
    • 38-39℃の発熱
    • 呼吸困難
    • 哺乳不良(乳幼児)

    🚨重症化のサイン – すぐに受診

    乳幼児

    • 呼吸が苦しそう(胸がへこむ)
    • 唇や爪が青い
    • 哺乳量が普段の半分以下
    • ぐったりしている
    • 無呼吸(呼吸が止まる)

    高齢者

    • 強い呼吸困難
    • 意識がもうろうとする
    • 食事・水分摂取ができない
    • 高熱が続く

    🛡️RSウイルス感染症の予防法

    💉ワクチン接種(最も効果的)

    • 妊婦:妊娠中期での接種
    • 高齢者:年1回の定期接種
    • 高リスク乳幼児:予防投与の検討

    🧼日常的な感染対策

    基本的な予防対策

    • 手洗い・手指消毒:最も重要
    • マスク着用:飛沫感染予防
    • 人混みを避ける:特に流行期
    • 十分な睡眠・栄養:免疫力維持

    乳幼児の感染対策

    • 面会制限:風邪症状のある方との接触回避
    • おもちゃの消毒:定期的な清拭
    • 室内環境:適切な湿度・温度管理
    • 母乳育児:可能な限り継続

    💰RSワクチン接種料金

    📞詳細はお問い合わせください

    RSワクチンの接種料金については、ワクチンの種類や接種時期により異なります。

    対象別の料金

    • 妊婦向けRSワクチン
    • 高齢者向けRSワクチン
    • 乳幼児向け予防投与

    🔍よくある質問

    RSワクチンは必要ですか?

    RSウイルス感染症は重篤化のリスクがあるため、特に高リスクグループの方には強く推奨します。

    妊娠中の接種は安全ですか?

    臨床試験で安全性が確認されており、妊婦・胎児への悪影響は報告されていません。

    他のワクチンとの同時接種は可能ですか?

    インフルエンザワクチンなど、他のワクチンとの同時接種が可能です。

    副反応はありますか?

    注射部位の痛み・腫れが主な副反応で、重篤な副反応は稀です。


    📞まとめ

    RSウイルス感染症は、適切な予防により重篤化を防ぐことができる感染症です。

    🎯重要なポイント

    1. RSウイルス感染症は重篤化のリスクがある
      乳幼児・高齢者では生命に関わる場合も
    2. RSワクチンは効果的な予防手段
      妊婦接種で新生児を保護、高齢者の重症化を軽減
    3. 早期の予防対策が重要
      流行期前のワクチン接種、日常的な感染対策

    🏥朋クリニックでの安心サポート

    • 専門的な相談:個別のリスク評価
    • 適切な接種時期の提案:最適なタイミング
    • 副反応への対応:接種後のフォローアップ
    • 総合的な健康管理:他の予防接種との調整

    📞お問い合わせ・ご予約

    医療法人社団来朋会 朋クリニック

    📍兵庫県明石市明南町1-4-8
    📞078-923-3456
    🌐https://tomo-clinic.co.jp

    RSワクチンに関するお問い合わせ

    • 接種対象の相談
    • 料金についてのお問い合わせ
    • 接種スケジュールのご相談
    • 妊婦健診との同時相談
    注意事項: この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療の代替となるものではありません。RSワクチンの適応や接種時期については、必ず医師の診察を受けてご相談ください。

    2025.07.21

  • blog

    ダイエット注射(ウゴービ)取り扱い開始について

    🩹GLP-1ダイエット注射「ウゴービ」取り扱い開始のお知らせ

    重要: GLP-1注射は医療行為です。必ず医師の適切な診断・指導のもとで使用してください。

    🆕朋クリニックでウゴービの取り扱いを開始しました

    この度、朋クリニックではGLP-1受容体作動薬「ウゴービ(セマグルチド)」の取り扱いを開始いたしました。

    ウゴービは、肥満症治療薬として厚生労働省に承認された、週1回の自己注射によるダイエット治療薬です。適切な医師の管理のもとで使用することで、安全で効果的な減量をサポートします。


    💡GLP-1ダイエット注射とは?

    🧬作用メカニズム

    GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、もともと私たちの体内にあるホルモンです。

    主な効果:

    • 🍽️食欲抑制:満腹感を長時間持続
    • 胃内容物排出遅延:消化をゆっくりにして満腹感を維持
    • 📉血糖値安定化:インスリン分泌を適切に調整
    • 🧠中枢性食欲抑制:脳の食欲中枢に働きかけ

    📊臨床試験での効果

    海外臨床試験結果:

    • 平均体重減少:約15-20%
    • 5%以上の減量達成率:約85%
    • 10%以上の減量達成率:約70%

    🏥朋クリニックで受ける安心のメリット

    🛡️1. 万全のフォロー体制

    当院での治療の強み:

    📋定期的な医学的監視

    • 月1回の定期受診による体調管理
    • 血液検査による安全性確認
    • 体重・血圧・体組成の継続的なモニタリング
    • 医師による副作用の早期発見・対応

    🚨副作用発生時の迅速対応

    • 膵炎などの重篤な副作用の早期発見
    • 保険診療での適切な治療
    • 24時間緊急時対応体制
    • 他科専門医との連携体制

    💊個別化された治療計画

    • 患者様の体質・病歴に応じた用量調整
    • 併用薬との相互作用チェック
    • 生活習慣指導との組み合わせ

    ⚠️2. オンラインクリニックとの違い

    近年、オンラインでGLP-1注射を処方するクリニックが増えていますが、以下のような問題点があります:

    🚫オンラインクリニックのリスク

    不十分なフォロー体制

    • 注射を出しっぱなしで定期的な検査なし
    • 副作用が発生しても適切な対応ができない
    • 緊急時の連絡体制が不十分

    保険診療での対応困難

    • 副作用治療を保険で受けられない場合がある
    • 他院での治療が必要になった際の連携不足
    • 医療記録の共有ができない

    個別対応の限界

    • 画面越しでは詳細な身体診察ができない
    • 注射手技の適切な指導が困難
    • 緊急時の迅速な対応ができない

    朋クリニックなら安心

    対面診療での安全性

    • 直接の身体診察による詳細な評価
    • 注射手技の丁寧な指導
    • 即座の副作用対応

    保険診療との連携

    • 副作用や合併症は保険診療で対応
    • 継続的な医療記録の管理
    • 他科との連携が必要な場合もスムーズ

    充実したサポート体制

    • 医師・看護師による継続的なサポート
    • 栄養指導・生活習慣改善のアドバイス
    • 緊急時の迅速な対応

    💉ウゴービの特徴

    📦製品概要

    • 薬剤名:セマグルチド(ウゴービ®皮下注)
    • 投与方法:週1回の皮下注射
    • 用量:段階的に増量(0.25mg → 2.4mg)
    • 投与部位:腹部、大腿部、上腕部

    ⏱️治療スケジュール例

    期間用量目的
    1-4週目0.25mg体を慣らす
    5-8週目0.5mg効果を確認
    9-12週目1.0mg段階的増量
    13-16週目1.7mg効果最大化
    17週目以降2.4mg維持量

    📈期待できる効果

    🎯短期効果(1-3ヶ月)

    • 食欲の明らかな減少
    • 間食・過食の抑制
    • 体重の着実な減少開始

    🏆長期効果(6-12ヶ月)

    • 10-20%の体重減少
    • 血糖値・血圧の改善
    • 生活習慣病リスクの軽減

    ⚠️副作用と注意点

    🤢主な副作用

    よくある副作用(軽度)

    • 悪心・嘔吐(特に開始初期)
    • 下痢・便秘
    • 腹部不快感
    • 食欲不振
    • 疲労感

    注意が必要な副作用

    • 膵炎:腹痛、背部痛、嘔吐
    • 胆囊炎:右上腹部痛
    • 腎機能障害:むくみ、尿量減少
    • 低血糖:冷汗、動悸、意識障害

    🚨こんな症状があったらすぐに受診

    • 激しい腹痛(特に背中に響く痛み)
    • 持続する嘔吐
    • 黄疸(目や皮膚が黄色くなる)
    • 意識がもうろうとする
    • 冷汗・動悸・手の震え

    🎯治療対象となる方

    適応条件

    以下の条件を満たす方が対象です:

    📊BMIによる基準

    • BMI 27以上で糖尿病などの併存疾患がある方
    • BMI 30以上の方
    • 食事療法・運動療法で十分な効果が得られない方

    👥年齢・健康状態

    • 18歳以上の成人
    • 重篤な心疾患・腎疾患のない方
    • 妊娠・授乳中でない方

    治療できない方

    以下の方は治療をお受けできません:

    • 1型糖尿病の方
    • 妊娠中・授乳中の方
    • 重篤な胃腸疾患の既往がある方
    • 膵炎の既往がある方
    • 多発性内分泌腫瘍症候群の方
    • 甲状腺髄様癌の既往・家族歴がある方

    🏥朋クリニックでの治療の流れ

    📋初回相談(約60分)

    1. 詳細な問診・診察

    • 体重歴・ダイエット歴の聴取
    • 現在の食生活・運動習慣の評価
    • 既往歴・内服薬の確認
    • 身体計測(体重・BMI・体脂肪率)

    2. 適応の判断

    • 治療適応の医学的評価
    • リスク・ベネフィットの説明
    • 治療目標の設定

    3. 検査の実施

    • 血液検査(肝機能・腎機能・血糖値など)
    • 心電図
    • 必要に応じて追加検査

    💉治療開始

    1. 注射指導

    • 注射手技の丁寧な指導
    • 投与部位の選択方法
    • 注射針の安全な処理方法

    2. 生活指導

    • 食事内容のアドバイス
    • 運動プログラムの提案
    • 日常生活での注意点

    📅定期フォローアップ

    月1回の定期受診

    • 体重・体組成の測定
    • 副作用の確認
    • 血液検査(3ヶ月毎)
    • 用量調整の検討
    • 生活習慣指導の継続

    💰料金について

    📞個別お見積もり制

    GLP-1ダイエット注射の料金は、患者様の状態や治療計画により異なります。

    料金に含まれるもの:

    • 初回相談・診察料
    • 薬剤費
    • 注射指導料
    • 定期フォローアップ費用
    • 副作用時の対応費用

    💬 詳しい料金については、お気軽にお電話でお問い合わせください。


    🌟成功事例(※個人差があります)

    📈症例1:40代女性

    • 開始時:BMI 32、体重 78kg
    • 6ヶ月後:BMI 26、体重 63kg
    • 減量率:19.2%減
    • コメント:「食欲が自然に抑えられ、無理なく続けられました」

    📊症例2:50代男性

    • 開始時:BMI 29、体重 85kg、糖尿病あり
    • 12ヶ月後:BMI 24、体重 70kg、HbA1c改善
    • 減量率:17.6%減
    • コメント:「血糖値も改善し、薬も減らせました」

    🔍よくある質問(FAQ)

    注射は痛くないですか?

    極細の針を使用するため、痛みはほとんどありません。多くの方が「思ったより全然痛くない」とおっしゃいます。

    どのくらいで効果が現れますか?

    個人差はありますが、多くの方が1-2週間で食欲の変化を実感し、1ヶ月で体重減少を実感されます。

    副作用が心配です

    当院では定期的な診察と検査により、副作用を早期に発見・対応いたします。軽微な副作用は徐々に改善することが多いです。

    治療を中止したらリバウンドしますか?

    適切な生活習慣を身につけていれば、急激なリバウンドは起こりにくいです。当院では治療中から生活習慣改善をサポートいたします。

    他の薬との併用は可能ですか?

    薬によっては注意が必要な場合があります。現在服用中の薬がある方は必ずお申し出ください。


    📞まとめ:安全で効果的なダイエット治療を

    GLP-1ダイエット注射は、適切な医療管理のもとで行えば、安全で効果的な減量治療法です。

    2025.07.21

  • blog

    麻疹(はしか)?蕁麻疹(じんましん)?

    🔴麻疹(はしか)について知っておきたいこと

    重要: 麻疹が疑われる症状がある場合は、まず医療機関に電話でご相談の上、受診してください。

    🦠麻疹(はしか)とは?

    麻疹(はしか)は、麻疹ウイルスによって引き起こされる急性の感染症です。

    📊感染力の強さ

    • 感染率:90%以上(免疫のない人が感染者と接触した場合)
    • 空気感染:同じ空間にいるだけで感染する可能性
    • 感染期間:発疹出現の4日前から4日後まで

    🌍年齢別の特徴

    年齢層特徴
    乳幼児
    (1歳未満)
    重症化しやすく、合併症のリスクが高い
    学童期典型的な症状が現れやすい
    成人重症化しやすく、合併症率が高い
    妊婦早産・流産のリスクあり

    📋症状の経過と見分け方

    🌡️第1期:前駆期(3-4日間)

    主な症状:

    • 🔥38℃以上の高熱
    • 😷激しい咳(乾いた咳が特徴)
    • 🤧鼻水・鼻づまり
    • 👁️目の症状
      • 充血(白目が赤くなる)
      • 大量の目やに
      • 光をまぶしく感じる
    • 😵全身症状
      • 強いだるさ
      • 食欲不振
      • 頭痛
    ⚠️ この時期が最も感染力が強い!
    🔴第2期:発疹期(3-4日間)

    発疹の特徴:

    1. 出現順序
      耳の後ろ → 額・頬 → 首 → 体幹 → 手足
    2. 見た目
      • 小さな赤い斑点から始まる
      • 徐々に大きくなり、隣同士がくっつく
      • 盛り上がった赤い発疹
    3. 色の変化
      鮮やかな赤 → 暗赤色 → 褐色

    🩺コプリック斑(特徴的な症状)

    • 口の中(頬の内側)に現れる白い小さな斑点
    • 麻疹の診断に重要な手がかり
    📈第3期:回復期(7-10日目以降)
    • 発疹が薄くなり、茶色っぽく変化
    • 熱が下がる
    • 色素沈着が残ることがある

    ⚠️重篤な合併症について

    🫁肺炎(最も多い合併症)

    • 発生率: 約6%
    • 症状: 呼吸困難、胸痛、激しい咳
    • リスク: 成人・乳幼児で高い

    🧠脳炎

    • 発生率: 1000人に1-2人
    • 症状: 意識障害、けいれん、麻痺
    • 注意: 知的障害などの後遺症の可能性

    👂中耳炎

    • 発生率: 約7-9%
    • 症状: 耳痛、聞こえにくさ

    💓その他の合併症

    • 心筋炎・心膜炎
    • 肝炎
    • 腸炎
    • 失明(ビタミンA欠乏地域)

    🚨亜急性硬化性全脳炎(SSPE)

    • 数年後に発症する致命的な合併症
    • 10万人に1人程度の稀な合併症

    🚨緊急受診が必要な症状

    以下の症状が見られたら、すぐに医療機関を受診してください:

    🔴呼吸器症状

    • 呼吸が苦しい、息切れ
    • 胸痛
    • 唇や爪が青い(チアノーゼ)

    🔴神経症状

    • 意識がもうろうとしている
    • けいれん
    • 強い頭痛、嘔吐

    🔴全身状態

    • ぐったりしている
    • 水分が摂れない
    • 尿が出ない

    🩺受診のタイミングと判断基準

    📞すぐに電話相談すべき症状

    症状の組み合わせ緊急度
    高熱 + 咳 + 目の充血 + 鼻水⭐⭐⭐
    上記 + 発疹の出現⭐⭐⭐
    海外渡航歴 + 発熱⭐⭐⭐
    感染者との接触歴 + 発熱⭐⭐⭐

    📅受診前の準備

    事前に電話で以下を伝えてください:

    1. 🌡️発熱の経過(いつから、最高体温)
    2. 😷症状の詳細(咳、鼻水、目の症状など)
    3. 🔴発疹の有無(いつから、どこから始まったか)
    4. ✈️渡航歴(2-3週間以内)
    5. 👥接触歴(麻疹患者との接触)
    6. 💉ワクチン接種歴

    🏥朋クリニックでの対応

    📋当院の感染症診療体制

    医療法人社団来朋会 朋クリニックでは、感染症の専門的な診断・治療を行っております。

    🔬診断方法

    • 臨床診断:症状と経過の詳細な問診
    • 血液検査:麻疹特異的抗体の測定
    • PCR検査:ウイルス遺伝子の検出
    • 迅速診断:必要に応じて実施

    💊治療方針

    • 対症療法:解熱剤、咳止め、水分補給
    • 合併症管理:肺炎・脳炎等の早期発見・治療
    • 感染管理:適切な隔離とフォローアップ

    📞受診方法

    麻疹が疑われる場合は、必ず事前にお電話でご相談ください。

    📍アクセス情報

    住所: 兵庫県明石市明南町1-4-8
    電話: 078-923-3456
    Web: https://tomo-clinic.co.jp
    診療時間: ※詳細はお電話でお問い合わせください


    💉予防接種について

    📊MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)

    🗓️定期接種スケジュール

    回数対象年齢予防効果
    1回目1歳
    (12-24ヶ月)
    約95%
    2回目小学校入学前
    (5-6歳)
    約99%

    👩‍⚕️成人の追加接種が推奨される方

    • 抗体検査で免疫不十分と判明
    • 医療従事者
    • 教育関係者
    • 海外渡航予定者
    • 妊娠希望の女性(妊娠前に接種)

    ⚠️接種できない方

    • 🤰妊婦
    • 🏥免疫不全症の方
    • 🔥発熱中の方
    • 🥚卵アレルギーが重篤な方

    🌍感染拡大防止のために

    🏠自宅での注意点

    • 😷マスク着用(可能な場合)
    • 🚪個室での隔離
    • 🪟十分な換気
    • 👨‍👩‍👧‍👦家族の健康観察

    🏫学校・職場

    • 📞必ず事前連絡
    • 🏠解熱後3日まで出席停止
    • 📋医師の登校・出勤許可が必要

    🔄よくある質問(FAQ)

    麻疹と風疹の違いは?

    項目麻疹風疹
    発熱高熱
    (39-40℃)
    微熱-中等度熱
    激しい軽度
    目の症状強い充血・目やに軽度
    発疹濃い赤、癒合性淡い赤、小さい
    リンパ節軽度腫脹著明な腫脹

    一度かかったら二度とかからない?

    • 基本的には終生免疫を獲得
    • ⚠️ 稀に再感染の報告あり(免疫不全者)

    妊娠中に感染したら?

    • 🚨胎児への影響:流産、早産のリスク
    • 💊治療:対症療法のみ(妊娠中は薬剤制限)
    • 👶予防:妊娠前のワクチン接種が重要

    📞まとめ:迷ったらすぐにご相談を

    麻疹は非常に感染力が強く、重篤な合併症を引き起こす可能性のある感染症です。

    🚨こんな時はすぐに朋クリニックへ

    • 高熱が続く
    • 咳・鼻水・目の充血が同時に現れる
    • 発疹が出現した
    • 最近海外渡航した
    • 感染者との接触があった

    「様子を見る」よりも「早めの相談」が大切です。

    早期診断・早期治療により、重篤な合併症を防ぎ、周囲への感染拡大も防ぐことができます。

    📞お気軽にご相談ください

    医療法人社団来朋会 朋クリニック

    📍兵庫県明石市明南町1-4-8
    📞078-923-3456
    🌐https://tomo-clinic.co.jp

    皆様の健康と安心な暮らしをサポートいたします。体調に不安を感じたら、遠慮なくお電話ください。

    注意: このブログの内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療の代替となるものではありません。具体的な症状については、必ず医療機関にご相談ください。

    2025.07.21

  • blog

    頭痛

    【医師監修】その頭痛、我慢していませんか?緊張型・片頭痛・群発頭痛の違いと最適な治療法~漢方薬の有効性も解説~

    今回は、「頭痛」という多くの方が抱える悩みに焦点を当てて、医学的な視点やさしい解説でお届けします。

    「市販薬でなんとかしているけど効かない」「漢方薬ってどうなの?」といった声に応え、最新の頭痛治療と漢方の活用方法もご紹介します。


    目次

    1. 頭痛のタイプを知ろう
    2. 緊張型頭痛の特徴と治療
    3. 片頭痛の見分け方と薬の選び方
    4. 群発頭痛は「自殺頭痛」とも…早期対応を
    5. 漢方薬が頭痛に効くって本当?
    6. 薬に頼らない生活習慣の見直し
    7. まとめ:つらい頭痛は「診てもらう時代」へ
    8. 【兵庫県明石市】頭痛外来は「朋クリニック」へ

    1. 頭痛のタイプを知ろう

    頭痛は大きく分けて3種類あります。

    種類主な症状発症頻度
    緊張型頭痛締め付けられるような痛み最も多い
    片頭痛ズキズキする片側性の痛み、吐き気女性に多い
    群発頭痛目の奥をえぐられる激痛男性に多いが稀

    2. 緊張型頭痛:デスクワークやストレスが原因に

    特徴
    ・後頭部や首筋の重だるさ
    ・「ギューッ」と締め付けられるような感覚

    治療法
    ・筋弛緩薬、NSAIDs(ロキソプロフェン等)
    ・ストレッチ、姿勢矯正、マッサージ

    漢方でのアプローチ
    葛根湯(かっこんとう):肩こりを伴う場合
    釣藤散(ちょうとうさん):慢性的な頭痛と血圧高めの人に

    3. 片頭痛:前兆を伴うことも

    特徴
    ・拍動性のズキズキした痛み
    ・光や音に過敏、吐き気を伴う
    ・20〜40代女性に多い

    治療法
    ・トリプタン製剤(スマトリプタン等)
    ・カフェインの取りすぎは禁物

    漢方でのアプローチ
    呉茱萸湯(ごしゅゆとう):冷えや月経に関連した片頭痛に
    五苓散(ごれいさん):天気や湿度で悪化するタイプにおすすめ

    4. 群発頭痛:片目奥が痛む、短時間の地獄

    特徴
    ・「自殺頭痛」とも呼ばれる激痛
    ・目の奥からこめかみへ突き抜ける
    ・同時に涙・鼻水などの自律神経症状

    治療法
    ・酸素吸入(100%酸素 7L以上)
    ・スマトリプタン皮下注が第一選択

    注意:市販薬では効きません。専門医の診断が必要です。

    5. 漢方薬が頭痛に効くって本当?

    漢方薬は、「体質」や「頭痛の背景」を重視するため、慢性的な頭痛や西洋薬に頼りたくない方に非常に有効です。

    頭痛のタイプ有効な漢方薬特徴
    緊張型葛根湯、釣藤散肩こり、首こり、精神的緊張が背景にある
    片頭痛呉茱萸湯、五苓散月経、冷え、天気変化が影響するタイプに
    群発頭痛(補助)柴胡加竜骨牡蛎湯など精神不安が関係する場合に補助的に使用

    6. 薬に頼らない生活習慣の見直しも大切

    • 毎日決まった睡眠時間を確保
    • カフェイン・アルコールは控えめに
    • 定期的な軽い運動(ウォーキング、ヨガなど)
    • ストレス発散法(音楽、瞑想など)も有効

    7. まとめ:その頭痛、我慢せず「診てもらう」時代へ

    「ただの頭痛」と軽視していると、生活の質(QOL)は大きく低下します。
    薬の使い方や漢方薬の導入で劇的に改善することもあります。

    とくに漢方は、体質改善・根本治療に繋がる可能性があるため、長く悩んでいる方には強くおすすめできます。

    8. 【明石市】頭痛治療は「朋クリニック」へご相談ください

    兵庫県明石市にある朋クリニックでは、
    ✅ 頭痛の専門的評価
    ✅ 保険診療での漢方薬処方
    ✅ 緊張型・片頭痛・群発頭痛それぞれに応じた丁寧な対応
    を行っています。

    「なかなか良くならない」「薬をやめたい」「体質改善したい」
    そんな思いがある方、ぜひ一度ご相談ください。

    📍【朋クリニック】
    〒673-0001 明石市明南町1-4-8
    ☎ 078-923-3456
    🌐 朋クリニック公式サイトはこちら
    🕒 火・土 9:00~18:00/水・金 9:00~18:30/木 9:00~12:00


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    2025.07.18

  • blog

    性病について

    性感染症(STI)について正しく知って、早めに対処を

    性感染症(せいかんせんしょう)は、性行為などを通じて感染する病気の総称です。
    身近な病気であるにもかかわらず、正しい知識が知られていないために、気づかないうちに感染を広げてしまうことがあります。

    朋クリニックでは、性感染症に関する検査や治療、そして予防のためのご相談にも対応しております。


    こんな症状、ありませんか?

    • おりものがいつもと違う
    • 性器にかゆみや痛みがある
    • 排尿時に違和感や痛みがある
    • 性器にできものやイボがある
    • パートナーが性感染症と診断された

    これらの症状がある場合、性感染症の可能性もあります。
    ただし、多くの性感染症は症状がほとんどないまま進行することも多く、「異常がないから大丈夫」と自己判断するのは危険です。


    よくある性感染症の種類

    • クラミジア感染症:若い世代を中心に増加中。無症状が多いですが、不妊の原因になることも。
    • 淋菌感染症:排尿痛や膿が出ることも。クラミジアとの同時感染もあります。
    • 梅毒:初期症状が見逃されやすく、進行すると全身に影響が出ることもあります。
    • 尖圭コンジローマ:性器周囲に小さなイボができるウイルス感染症。
    • HIV感染症/AIDS:初期症状が風邪と似ているため、気づかれにくい特徴があります。

    恥ずかしがらず、早めの受診を

    性感染症は、早期に見つけて治療すれば、ほとんどが治る病気です。
    また、適切な検査を受けることで、パートナーや将来の妊娠・出産への影響も防ぐことができます。

    朋クリニックでは、プライバシーに配慮した診療を行っております。
    「なんとなく不安」「誰にも相談できない」という方も、安心してお越しください。


    ご予約・ご相談について

    性感染症に関する診療は、保険診療で対応可能な場合もあります。
    症状がある方も、検査をご希望の方も、お気軽にご相談ください。

    📞 お電話:078-923-3456
    📩 WEB予約:ご予約フォームはこちら


    まとめ

    性感染症は、正しい知識と少しの勇気で、防ぐことも治すこともできる病気です。
    自分自身と大切な人を守るためにも、気になる症状や不安があれば、迷わずご相談ください。

    朋クリニックは、あなたの健康をそっと支えます。

    2025.07.01

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    帯状疱疹ワクチン

    【医師監修】50歳からの帯状疱疹対策

    シングリックスとビケン(生ワクチン)の違いとは?

    帯状疱疹は、50歳以上の約3人に1人が発症するとされる病気です。
    「ピリピリするような痛み」「水ぶくれ」などの症状に加え、後遺症として神経痛が長引くこともあります。

    現在はワクチンで予防できる時代です。当院では「シングリックス」と「ビケン(生ワクチン)」の両方を取り扱っています。

    帯状疱疹とは?

    子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルス(VZV)が、体内に潜伏しており、加齢や免疫低下によって再活性化することで発症します。

    ワクチンの種類と比較

    項目シングリックスビケン(生ワクチン)
    ワクチンの種類不活化ワクチン(サブユニット)生ワクチン
    対象年齢50歳以上(免疫低下OK)50歳以上(免疫低下NG)
    接種回数2回(2ヶ月間隔)1回
    予防効果約90%以上(10年以上)約50~60%(約5年)
    副反応腫れ、発熱、倦怠感など軽度(発熱・発疹など)
    当院価格22,000円×2回=44,000円(税込)8,000円(税込)

    おすすめの選び方

    • 免疫力が低下している方 → シングリックス
    • しっかり予防したい方 → シングリックス
    • 副反応を抑えたい、費用を抑えたい → ビケン

    よくあるご質問

    Q. 助成制度はありますか?
    A. 一部自治体で公費助成があります。詳しくはお住まいの市区町村または当院へご相談ください。
    Q. 予約は必要ですか?
    A. ワクチンは取り寄せ制のため、事前予約をお願いしております。

    まとめ

    帯状疱疹は、痛みと後遺症のリスクがあるため「予防が最善の治療」です。
    50歳を過ぎた方は、この機会にぜひワクチン接種をご検討ください。
    ご相談・ご予約はお気軽にどうぞ。

     

    2025.06.13

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