-
ストレートネック
ストレートネック:原因、症状、予防と改善方法
ストレートネックとは
ストレートネック(スマホ首)は、本来緩やかにカーブしている首の骨(頚椎)が真っすぐになった状態です。長時間のスマートフォンやパソコンの使用によって悪い姿勢が続くことが主な原因とされています。
症状
- 首や肩のこり
- 頭痛
- めまい
- 自律神経失調症
- 頚椎ヘルニア
予防と改善方法
1. 正しい姿勢を保つ
スマホやパソコンを使用する際、目線の高さに合わせて画面を調整しましょう。椅子に座る際は、背筋を伸ばし、足が地面にしっかりとつくように座ることが重要です。
2. 定期的なストレッチ
首や肩の筋肉をほぐすために、定期的にストレッチを行いましょう。例えば、胸鎖乳突筋や胸の筋膜、腹直筋を緩めるストレッチが効果的です。
3. 適切な環境設定
仕事や家庭でのデスク環境を調整することも重要です。椅子の高さやモニターの位置を調整し、体に無理のない姿勢を維持できるようにしましょう。
4. エクササイズ
背中や胸の筋肉を鍛えるエクササイズは、全体的な姿勢の改善に役立ちます。例えば、両手を背中で組み、胸を前に押し出す動作は、胸部の筋肉を伸ばし、背中の筋肉を強化します。
2024.05.26
-
変形性膝関節症
変形性膝関節症について知っておきたいこと
こんにちは。今回は変形性膝関節症についてお話しします。変形性膝関節症は、特に高齢者に多く見られる膝の痛みや変形を引き起こす疾患です。この記事では、その原因、症状、診断方法、そして対処法について詳しく解説します。
変形性膝関節症の主な原因
変形性膝関節症(OA)は、膝関節の軟骨が徐々にすり減ることで生じる慢性疾患です。主な原因としては以下が挙げられます。
- 加齢: 年齢を重ねることで軟骨が自然に劣化します。
- 遺伝: 家族に変形性膝関節症を持つ人がいる場合、リスクが高くなります。
- 肥満: 体重が増えることで膝関節にかかる負荷が増加します。
- 外傷: スポーツや事故による膝の怪我が長期的な影響を与えることがあります。
- 職業: 膝に負担がかかる仕事や活動を行う人はリスクが高くなります。
主な症状
変形性膝関節症の症状は、個々の患者によって異なりますが、以下のようなものが一般的です。
- 膝の痛み(運動時や休息時)
- 膝のこわばり(特に朝起きた時)
- 関節の腫れや熱感
- 動作時のクリック音や摩擦音
- 膝の変形(外反膝や内反膝)
診断方法
変形性膝関節症の診断は、医師による診察や画像検査に基づいて行われます。一般的には以下のような方法が用いられます。
- 身体診察: 医師が膝を触診し、痛みや腫れの程度を評価します。
- X線検査: 膝関節の状態を確認するためにX線撮影が行われます。
- MRI検査: 軟骨や軟部組織の詳細な画像を得るためにMRIが使用されることがあります。
- 血液検査: 他の疾患を排除するために血液検査が行われることがあります。
対処法
変形性膝関節症の治療は、症状の軽減と進行の遅延を目的としています。以下のような対処法があります。
- 運動療法: 筋力を維持し、関節の柔軟性を保つための運動が推奨されます。
- 体重管理: 体重を減らすことで膝関節への負荷を軽減します。
- 薬物療法: 痛みを軽減するためにNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)やアセトアミノフェンが使用されます。
- 物理療法: 理学療法士による指導のもと、特定のエクササイズやマッサージが行われます。
- 手術療法: 重度の場合、人工膝関節置換術などの手術が考慮されます。
2024.05.26
-
胸の痛み
鎖骨や胸骨周囲の痛みについて知っておきたいこと
こんにちは。今回は鎖骨や胸骨周囲の痛みについてお話しします。これらの痛みは日常生活に大きな影響を与えることがありますが、原因がはっきりしないことも多いため、不安になることもあるでしょう。この記事では、考えられる原因、診断方法、そして対処法について詳しく解説します。
鎖骨や胸骨周囲の痛みの主な原因
鎖骨や胸骨周囲の痛みの原因はさまざまですが、以下のようなものが考えられます。
- 筋肉や関節の問題: 長時間の悪い姿勢や重いものを持つことによる筋肉の緊張。スポーツや事故による打撲や捻挫。
- 肋間神経痛: 神経が圧迫されることで痛みが生じることがあります。これは、帯状疱疹などによることもあります。
- 心臓関連の問題: 心臓の痛みが胸部の前面に放散することがあります。これは特に狭心症や心筋梗塞の場合に見られます。
- 消化器系の問題: 逆流性食道炎や胃の問題が原因で、胸部に痛みを感じることがあります。
- サフォー症候群: サフォー症候群は、慢性的な前胸部の痛み、特に胸骨や鎖骨周囲に痛みを引き起こすまれな病気です。通常、痛みは両側性であり、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
サフォー症候群とは?
サフォー症候群(SAPHO syndrome)は、皮膚、骨、関節に影響を与える炎症性疾患です。SAPHOは以下の頭文字から成り立っています:
- Synovitis(滑膜炎)
- Acne(ニキビ)
- Pustulosis(膿疱症)
- Hyperostosis(骨硬化症)
- Osteitis(骨炎)
主な症状
- 前胸部の慢性的な痛み
- 肋骨や鎖骨周囲の圧痛
- 皮膚の異常(膿疱やニキビなど)
- 関節の痛みや腫れ
診断と治療
サフォー症候群の診断は、臨床症状や画像検査(レントゲン、MRI、CT)に基づいて行われます。治療法としては、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、抗生物質、免疫抑制剤、ビタミンDサプリメントなどが使用されることがあります。また、リハビリテーションや理学療法も痛みの管理に有効です。
症状と診断
鎖骨や胸骨周囲の痛みがどのように感じられるかは、原因によって異なります。例えば、鋭い痛みや鈍い痛み、一定の場所に集中する痛みや広範囲に広がる痛みなどです。痛みの強さや持続時間も様々です。
痛みの原因を正確に診断するためには、医師による診察が必要です。一般的には、以下のような診断方法が用いられます。
- 身体診察: 医師が直接触診したり、痛みの場所を特定するために質問したりします。
- 画像診断: レントゲンやMRI、CTスキャンなどで内部の状態を確認します。
- 心電図: 心臓の問題が疑われる場合には心電図を使用して調べます。
- 血液検査: 感染症や炎症の有無を確認します。
対処法
鎖骨や胸骨周囲の痛みを軽減するためには、以下のような対処法があります。
- 休息と冷却: 痛みがある場合は、その部分を休ませ、冷やすことで炎症を抑えます。
- ストレッチや軽い運動: 筋肉の緊張を和らげるために、適度なストレッチや軽い運動を行います。
- 痛み止めの使用: 市販の鎮痛薬を使用することで、一時的に痛みを和らげることができます。
- 専門医の受診: 痛みが続く場合や、原因がはっきりしない場合は、専門医に相談することをおすすめします。
2024.05.26
-
夜間の発熱
夜間になると発熱する?
原因と対処法について
夜間になると発熱する経験ありますか??日中は何ともないのに、夜になると体調が悪くなる不思議な現象…。
実は、この症状には様々な原因が考えられます。
この記事では、夜間発熱の原因を大きく3つに分けて解説し、それぞれの特徴や対処法についてわかりやすく紹介します。1. 感染症
風邪やインフルエンザなどの感染症は、発熱の最も一般的な原因の一つです。これらの病気では、体内に侵入したウイルスや細菌と戦うために、体が体温を上げて免疫力を高めようとするためです。特徴
* 発熱以外にも、咳、喉の痛み、鼻水、頭痛、筋肉痛などの症状が現れることが多い
* 日中よりも夕方や夜間に発熱が強くなる傾向がある
* 数日で症状が改善する
対処法
* 十分な休息をとる
* 水分を補給する
* 解熱剤を服用する
* 必要に応じて医療機関を受診する2. 炎症
関節炎やリウマチなどの炎症性疾患も、夜間発熱を引き起こすことがあります。炎症を起こしている部位では、血液の流れが良くなり、体温が上昇するためです。
特徴
* 発熱以外にも、関節の痛み、腫れ、こわばりなどの症状が現れる
* 発熱は数時間から数日続く
* 慢性的な症状であることが多い
対処法
* 抗炎症薬を服用する
* 関節を温めるまたは冷やす
* 必要に応じて医療機関を受診する3. ホルモンバランスの乱れ
女性の場合、月経周期や更年期障害によるホルモンバランスの乱れが、夜間発熱の原因となることがあります。
特徴
* 発熱以外にも、ほてり、寝つきが悪い、イライラするなどの症状が現れる
* 毎月決まった時期に発熱する
* 更年期障害の場合は、不規則な発熱が続く
対処法
* ホルモン療法を受ける
* 生活習慣を整える
* ストレスを溜めないその他
上記以外にも、悪性腫瘍や膠原病など、様々な病気が夜間発熱の原因となることがあります。まとめ
夜間発熱は、様々な原因によって起こる症状です。上記を参考に、ご自身の症状と照らし合わせて原因を推測し、適切な対処法を検討してみてください。
もし、発熱が続く、他の症状が現れる、原因がわからないなどの場合は、医療機関を受診することをおすすめします。2024.05.26
-
ばね指
ばね指
原因
30~50代の女性に多く、妊娠出産期の女性にも多く生じます。
また男性ではゴルフ後によくみられ、手の使いすぎやスポーツや指を良く使う仕事の人にも多いのも特徴です。
糖尿病、リウマチ、透析患者にもよく発生します。母指(親指)、中指に多く、環指、小指、示指にもよくみられます。
症状
指の付け根で炎症が起こると、“腱鞘炎”になり指の付け根に痛み、腫れ、熱感が生じます。
朝方に症状が強く、日中は使っていると症状か軽減することも少なくありません。進行するとばね現象が生じて“ばね指”となり、指の屈曲が困難になり、指をのばそうとすると引っかかりを感じます。さらに悪化すると指が動かない状態になります治療
保存的療法としてリハビリテーションや投薬、腱鞘内ステロイド注射を行います。
効果に乏しい際は、手術などの治療法があります。
-
麻疹(はしか)ワクチンについて
現在、麻しん患者発生の報道を受け、麻しんワクチンについてのお問合せが増加しております。
現在、麻疹ワクチンは主に出生者数をもとに生産計画が立てられており、急な需要増に対しての増産が難しいという背景があり、麻疹ワクチンとMR(麻疹風疹混合)ワクチンが出荷調整により入荷できない状況になっております。
つきましては、麻疹ワクチンとMRワクチンの接種予約を一時停止させていただきます。
ご理解のほど、お願い申し上げます。
なお、麻しんに対する免疫力の有無を確認するための抗体検査(自費)は可能です。
ご希望の方はお電話でご予約ください。※ワクチンのご用意ができないため、抗体が無くても、当院でワクチンを接種することができません。予めご了承ください。
<抗体検査料金(税込)>
当院初めての方 3,580円当院受診のある方 3,080円
-
インフルエンザ予防接種について
2023年10月2日よりインフルエンザワクチンの接種を開始いたします。
予防接種を希望される方はお早めにご予約をお願いいたします。
本年もインフルエンザ予防接種を開始いたしました。ご予約はお電話又は、WEBにてご予約をお願いいたします。
本年の接種予定人数は1500人を予定しております。
お早めにご予約をお願いいたします。
接種料金 3,500円/人
明石市にお住いの65歳以上の方 無料
ご夫婦や親子、ご兄弟等お二人で接種される場合お二人で6,000円
幼児(1歳~2歳以下)1回目2,500円/人
幼児(1歳~2歳以下)2回目1,500円/人
小児(3歳~12歳以下)1回目3,500円/人
小児(3歳~12歳以下)2回目1,500円/人
5人以上(団体)で接種される場合は事前に料金をお電話にてお問い合わせください。
明石市 朋クリニック
電話:078-923-3456
https://tomo-clinic.co.jp/
↑ご予約もこちらからご確認ください。
2023.09.20 インフルエンザ,予防接種
-
お盆休みのお知らせ
誠に勝手ながら8月14日(月)、8月15日(火)はお盆休みの為休診とさせて頂きます。
ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願い申し上げます。
2023.08.11
-
風邪の患者様が急増しています!
「風邪予防に効果的な方法と注意点」
風邪が流行っています。
寒い季節や季節の変わり目は、風邪やウイルスの感染リスクが高まります。
健康を守るために、以下の方法と注意点を守りましょう。
①手洗いの重要性:手は風邪やウイルスの感染源となることが多いため、こまめな手洗いが必要です。石けんと水で20秒以上しっかりと洗い、手指消毒液を使うことも効果的です。
② 充分な休息と栄養:十分な睡眠とバランスの取れた食事は、免疫力を高めるために重要です。ストレスを溜めずに十分な休息を取り、ビタミンやミネラルを含む健康的な食事を心がけましょう。
③適度な運動:適度な運動は免疫力を高め、体全体の健康を促します。毎日の散歩やジョギング、ストレッチなどを取り入れることで、風邪やウイルスに対する抵抗力を高めることができます。
④避けるべき行動:風邪の症状がある人との密接な接触や、人混みや閉鎖空間での長時間の滞在は避けましょう。
また、自分自身が風邪の症状を感じた場合は、他の人との接触を最小限にし、早めに医療機関の指示に従いましょう。
⑤症状がある場合の対処法:風邪の症状が現れた場合は、自己判断や自己治療を避け、医師の診察を受けましょう。
早期の診断と適切な処置は、症状の重篤化を防ぐために重要です。
これらの対策を守ることで、風邪やウイルスの感染リスクを低
2023.06.15
-
高脂血症
## 高脂血症とは
高脂血症(こうしけつしょう)は、血液中の脂質(脂肪)濃度が正常値を超える状態を指します。
## タイプ
1. **主要な高脂血症**:
– **高コレステロール血症**:血液中のコレステロール値が上昇している状態です。主に「LDLコレステロール」と呼ばれる「悪玉コレステロール」の増加が関与します。
– **高トリグリセリド血症**:血液中のトリグリセリド値が上昇している状態です。これは食事から摂取した脂肪が肝臓で生成されたり、体内で脂肪組織から分解されたりすることによって引き起こされます。
2. **混合型高脂血症**:高コレステロール血症と高トリグリセリド血症が同時に存在している状態です。## 原因
– 遺伝的要因:家族歴に基づく遺伝的な要素が高脂血症の発症に関与することがあります。
– 生活習慣と食事:不健康な食事(高脂肪・高カロリー)、運動不足、肥満などが高脂血症を引き起こすリスク要因となります。
– 合併症や疾患:糖尿病、腎臓病、肝臓疾患などの他の疾患との関連があります。## 症状
高脂血症自体には特定の症状はありませんが、長期的な影響として、動脈硬化、心血管疾患(心臓病、心筋梗塞、脳卒中)などの合併症が発生する可能性があります。
## 管理と予防
– 健康な食事:飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を制限し、オメガ-3脂肪酸を摂取することが推奨されます。
– 適切な運動:適度な身体活動を行うことで、脂質代謝を改善し、脂肪を減らすことができます。
– 禁煙と飲酒の制限:禁煙や飲酒を制限することも重要です。
– 医師の指示に従う:特定の症例では、薬物療法やサプリメントの使用が必要になる場合があります。高脂血症の診断と治療については、医師との相談が必要です。
2023.06.09